第6話祈りをしたら下僕になった
私はアレックスさんの痔が治るよう祈りました、100%善意で、それがあんな事になるなんて思いもしませんでした。
何日か日をあけるつもりてしたが、城から呼び出しがありました。
前回と同じメンバーで城に向かいます。
体が癒え話を聞いてくれる気になったのでしょうか?
城に着くとアレックスさんが私との面会を望んでいるというではないですか!
私達はアレックスさんと前回会った部屋に通されました。
「聖女様!!」
私の顔を見るなり大声で叫んできました。
「どうなさいなました?」
私が声をかけるとアレックスさんは土下座してきました。
理由がわかりません、私が啞然としてると彼は語りだした。
「昨日の……夢に聖女様が出てきて……うっ!」
アレックスさんの体がびっくと震えた、え?
もしかしていったの?
「夢の中で聖女様に……救って…うぐっ…いただきました…」
「痔の手当てしかしてませんが…」
「いえ!私の中に聖女様の…うっう、神聖なお力が流れ込んできて……不敬なのですが…夢精をしてしまいました」
まさか!痔が治るように祈りましたが尻に入れた魔石が前立腺を刺激したというの。
「ハァハァ、やはり聖女様を前にすると自分がいかに愚かであったか!何でもするので下僕にして下さい!」
不味い!特に魔力を送ったりしてないのにトコロテンを続けている!
このままだと仲間にする前にテクノブレイクしてしまう。
「これが……尊死なのですね……」
アレックスさんは涙を流しながら私を見ている。
「早く!尻の魔石を取出しましょう命に関わります!」
「嫌です……今私は天国に……」
「死ぬって言ってるでしょう!!」
私は魔力を込めた平手打ちをする。
医療行為ですので暴行ではありません、その証拠に意識を失う前「ありがとうございます」と言われました。
「レイナ!これからアレックスさんの腸内洗浄を行います手伝ってぐださい!」
「えっ」
レイナは私がという顔をする。
「レイナ得難い経験ですよ、マキシマムさんはお湯を貰って来てください!」
清潔なお湯でアレックスさんのホールをレイナと二人で洗浄してあげました。
レイナは若干引いていましたが私の期待に応え手際よく手伝ってくれました。
『顔が紅くなってる?』
後半何故かレイナは興奮していました、どうしたのでしょう?
これは唯の臨時メンテなのに?
とにかく魔石は取出し、アレックスさんのホールを点検する、痔は完治してますね良かった。
治療の終わった彼は牢に戻される、私達は陛下に報告するため謁見の間に行く。
「アナよ、アレックスはどうだ?」
「彼は私に仕える事を望んでいます、帝国を裏切れば私の元に居られると言えば協力するでしょう」
「奴の面倒を見るというのか?マキシマムの他にアレックスまで側に居ては帝国から狙われるのではないか?」
「私に考えがあります、彼の事は私に任せてくれませんか?」
アレックスさんは私に仕える事を条件に帝国を裏切り、その情報で王国は大勝利……
有利な条件で和平を実現出来ました。
そして私達は王国から新たな任務に向かいます。
「紹介します、私のメイドのアレクサンドリアさんです」
「アナ様の下僕のアレクサンドリアです、よろしければアレクとお呼び下さい」
綺麗なカーテシーをするアレクさん、完璧に仕上がってますね。
「もしかして……アレックスさんですか?」
レイナは気付いたようですね。
「私はアナ様の導きにより生まれ変わりました……」
「アレクさん頑張ったんですよ!」
「アナ様…頑張ってどうにかなるレベルじゃないですよ……私より綺麗じゃないですか…」
絶句するレイナ、これで竿は業物なんですよ、前世で言うところのギャップ萌えというところでしょうか。
「マキシマムさんもアレクさんも節度ある掘り合いをお願いしますね」
私は二人に念を押す、ホールの耐久を超えて掘り合いすると死にますからね。
「アナ様の下僕同士で共食いなどしませんよ」
マキシマムさんはそう答えた。
「そうですか!では出発しましょう!」
穴掘り聖女の旅は続く、セルフ精神汚染とともに………
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