あとがき

 終わった。

 そもそもは「大阪はバットマンのいないゴッサムシティ」という大阪弄りのネタを、完全肯定して世界を構築し、そこで物語を作ってやろうという意気込みではじめた話なんですけど。

 完結できて良かったですよ。


 物語を書くからには、テーマを設定する必要があるから。

 仏教的な意味合いの「大きな存在」を最後に持ってこよう。

 最初に決めたのはこれくらいで、後は走りながら設定した感じ。


 以下、キャラクター評。


逢坂健太(主人公)

 社会人にしたのは、ほとんど偶然ですね。

 無理矢理に、私の別小説「貰い火の行方」とリンクさせたくて。

 そっちで道本徳美が虐殺した人間で、まともそうな造形の人物をチョイスし、肉付けした感じですな。

 私の思う、一般的な25才男性を意識したキャラクター。

 乗り越えるべき人格的欠陥として設定したのは「短慮」「衝動的」

 でも、悪人ではない。主人公だから当然ですねぇ。


梅田菜摘(ヒロイン)

 まあ、ヒロインと言っても主人公と恋愛関係にはならんのですけど。

 モデルは漫画「正反対な君と僕」の西奈津美。

 当然、そのものじゃなくて、ビジュアル的な問題ね。

 性格は寄せたかもしれませんけど。

 彼女が乗り越えるべき人格的欠陥は「弱い」こと。


天王寺理香子(サブヒロイン?)

 こっちも別に恋愛関係にはならんですね。

 頭脳担当のキャラクターをもう1人用意したかったのと、レギュラーヒロインが菜摘1本槍は寂しいだろうと思ったので投入。

 モデルはこっちも漫画「正反対な君と僕」の本田梨花子さん。

 こっちもビジュアル的な面で、だけど。

 性格はこの漫画のファンが予想していた彼女の過去から、生まれてくるだろうなと思ったものにしました。

 頭が良いから他人の悪いところが良く見えて、他人と深い関係を築くことに内心抵抗がある。人当たりが良く、見た目も良いから人気はあるけど実は友達が殆どいない。そういうキャラ。

 人格的欠陥は「そういうある種の傲慢さ」


谷町将(物語の最終目的への牽引役)

 物語の牽引役の確保と、大阪四天王戦で過去からの因縁を交えた戦いをしたいと思い、設定したのが彼です。

 所持する大阪スキルも、単純に使用すると強力無比にはならん仕様にしたのもまぁ、狙ってます。

 ショタにしたのは趣味です。(おい)


大阪王(ラスボス)

 ビジュアルは、故やしきたかじんさんを意識しました。

 彼の所持する大阪スキル「関西人」が、一番考えるのに苦労しましたね。

 ……広すぎると逆に決め辛くなるのよ。



 最後に。

 ここまで読んでくださった方、感想を書いてくださった方。

 本当にありがとうございました!

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地獄の大阪転生 XX @yamakawauminosuke

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