秘密基地は子供の特権

はい…おはようございます…

俺は今押し入れの中にいます……なぜかって?それはロマンだからだ!!!


家の中の押し入れやベットの裏、そういう狭い場所に秘密基地を作るのは。誰だってやってきた!!!!と思う


ただでさえ、マイルームが秘密基地の様なものだが、目が覚めると色々なモノが増えていた。まずは押し入れ!小さいタンスしかなかったが中くらいのタンスと大きいタンスも出てきた!で、肝心のその中は工具に雑貨にまぁ色々あった。それで遊ぶこともできるわけだが、流石に工具を玩具にするのは危ないと言う訳で今のところは封印


……はい、漫画もゲームもスマホもPCもありませんでした


というわけで押し入れの中に秘密基地を作って過ごしてるわけだ


うむ!この懐中電灯の光の中で遊ぶと言うのもオツなものだ。この世界って視力は悪くなるのか?ならないなら関係ないからいいが……こういう時はお菓子やジュースが欲しいんだけどさ…雑貨や玩具(になりそうな小道具)はたくさんあるが、食べ物や飲み物も恋しい…別に空腹なわけじゃないけど、なんていうか頭と舌がなにか食べ物を欲してると言うか……


はい、口さみしいんです…輪ゴム美味しくないです。鉛筆もペンも噛んでます。爪はなぜか嚙み切れません


「ぅ…あ……」


文字通り絵に描いた餅を見ていると、ホントに食べたくなってきた……冷蔵庫出てこないかなぁ……


「んちゅ…あ…ぁ…」


ぺちゃぺちゃ、小物を舐めるのが癖になってきそう。あぁ、苦いのもいいなぁ。なんか口の中に入って味がしてるだけで幸せだぁ~


「う”ぇ……」


だけど物事には限度ってやつはある!ぺっぺ!クソまずっ!……はぁ…ポテチ食いたい、せんべい食いたい…まんじゅうや、ケーキ…シュークリームもいいなぁ……そうだ!塩辛いのもいいよな。塩辛の入ったタッパーの中に残った飯を入れて酒と一緒に……


「う”あ”ぁぁーーー!!!」


いかん!いかん!口の中が酒と塩辛を欲している……おちつけ…おちつけ…この身体はまだアルコール依存症じゃないはずだ……鎮まれ…俺の酒欲……


「うー……うー……」


はぁ、ダメだ。なんかやって気を紛らわせないとな……

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る