動物と人の絆って不思議ですよね。言葉がなくても、時には同じ人間よりも通じ合えている気がして。
ぽん太を傷つけてしまった真由ちゃんの悲しみ、子供らしい純粋さで満ちていて、もらい泣きしそうになりました(/_;)
もしかしたら那智さんもハムスターを飼っていたのでしょうか? 私は哺乳類を飼ったことがないのですが、とっても描写がリアルだと感じました。
ぽん太との出会いの後、また数々の動物たちと出会って、最終的に獣医師を目指すというのが、素敵ですね。
真由ちゃんにとってかけがえのない出会いだったということがよくわかります。
最後に会って話ができたのは、きっとぽん太からのプレゼントですね。白猫がなんでも一つ叶えてあげると言って、他の願いを叶えることもできたのに、ぽん太は真由ちゃんと話すことを選んだのかもしれない……そんな想像をしました。
クリスマスの思い出としては切ないけれど、最後には心が温まる成長物語。心にじんわりと感動が残りました!
作者からの返信
鐘古さん、おはようございます。
お忙しいのにこちらの作品を読んでいただきありがとうございます。
クリスマスに向けてなにか楽しい話を書こうかと思ったのですが、最終的にこれに落ち着いてしまいました。
ご推察の通り、那智は以前ハムスターを飼っていました。
ゴールデンハムスターではなくもう少し小さいドワーフ系で名前はきなこでしたよ。
ハムスターって寿命が短いので(だいたい2歳くらいで老体)すぐにお別れが来てしまいます。
どんな愛玩動物でもそうだと思いますが、亡くした時に一番辛いのは自分と居て本当に幸せだったのかを確かめることができないことかも知れません。
どんなに愛情を注いだつもりでも向こうはそんな風に感じてなかったんじゃないかとか、良かれと思ってやった世話が実はありがた迷惑だったんじゃないか、などと少しだけ頭をよぎってしまいます。
ただでさえそうなのに、このまま自分が死んでしまったら真由は深い悔恨にいつまでも囚われてまともな生活を送れなくなってしまう。
そう考えたぽん太は白猫に頼んで彼女の夢の中に連れてきてもらったんだと、そんな想像をしながら書きました。
『プレゼント』というテーマからは少し離れてしまったお話かも知れませんが、堪能していただけてとても嬉しいです。
本当にありがとうございました。
というか企画応募数、伸びないな〜
やっぱりカクヨムコンと同時は無理だったかー
反省!
編集済
とても良かったです。
実際にペットを飼った経験がないとこれほどの作品は書けないと思いますが、だからこそペットを飼ったことがない人にも読んで欲しいと思いました。
読後に心がちょっと軽くなるような、めちゃくちゃ好きな作品でした。
作者からの返信
東雲そわ様
本日は拙作をたくさん読んでいただき誠にありがとうございました。
また過分にも素敵なレビューコメントまでいただいて感激しております。
この作品はご明察の通り、以前飼っていたハムスターの記憶をたどりながら綴ったものです。それゆえに脈絡もなくしばしば感情移入しそうになりなかなか筆が進まなくなることもありました。
またこれは途中で行き詰まってしまった長編の中の作中作品でもあります。いつかその全編を公開したいとは思いつつも、きっとまだまだ先の話になりそうです。
そして、そうですね。おっしゃる通りペットを飼ったことがない方にもぜひ読んでいただきたいですね。
好きな作品と言っていただけてとても嬉しいです。
改めてありがとうございました。