余命を宣告され、ホスピスで過ごす母の願いを叶えるため、主人公は娘を連れて母の「夢の国」へ向かう。母を見送るまでの物語。親子三世代の心が洗われるような優しさが溢れています。豊かな情景描写に映像が目に浮かぶようで、物語を盛り上げます。読めば普段一緒にいる人とゆっくり話をしたくなる、そんな温かい気持ちになれます。心に響く素晴らしい作品でした。ぜひたくさんの読者に読んでもらいたいです。