声が響けば

ねむっぴ

第1話 せせらぎ薫る日

「せせらぎ薫る日の中で、私は目を閉じる」

私のお気に入りの言葉、誰からもらった訳でもなく、頭に浮かんだ言葉。


浮かんだ事を脈絡もなく言うと気持ちが良くなる、そう思います。


私は今年で社会人なのですが、毎日仕事に通っては、生きるのが向いてないと思って家に着く毎日です。何か向いている事がわかればいいんだけれど…まぁ考えたって仕方ない!

頭に浮かぶのは今日も何気ない言葉達だけだ!


そんな事を考えているとコンコンとノックがした。現代荘の木の扉は、とても良い木で出来ており、管理人によると絶対に腐らないし壊れもしないんだとか、嫌壊れはするだろう。


今留守ですと私が言うと、ドアの向こうから女の人の声がふと聞こえてきました。


「私です、愛梨です。」


あぁ、愛梨さんか、どうぞこちらに…私が木の扉をあけます。


続く

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

声が響けば ねむっぴ @kagawanoelement

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ