詩「恋ってたいへんね」
弥生ホノカ
恋ってたいへんね
わたしが14歳だったころ
好きなひとができました
綺麗で 優しくて おもしろくて
だいすきなひと
ともだちには
変だね おかしいね きもちわるい
なんて言われたけれど
わたしはちっとも気にしない
わたしが20歳だったころ
ともだちはいませんでした
わたしの気持ち わかってくれなくて
わたしの方から離れてしまった
講堂のなか わたしは独りぼっち
恋って ともだちって むずかしいのねと
わたしはとっても落ち込んだ
わたしが24歳だったころ
また 恋に堕ちました
ただ ただ やさしくて
気の利くいいひと
すきです って言ってみたいけど
そのひとの前だと なにもいえないの
くるしくて つらくて
よくお酒に当たったわ
恋ってむずかしい
ふつうの恋愛って なにかしら
すきの気持ちって 我慢するものなのかしら
いま すこしずつ わたしが持っていた気持ちも
“ふつう” に なってきているの
でも ひとによっては ふつうじゃないのかもね
恋ってたいへんね
詩「恋ってたいへんね」 弥生ホノカ @honomaru_0523
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