第24話 お詫びのホラーゲーム配信
今日は珍しくお昼過ぎの13時から二回目の配信をすることになっていた。朝も『ウルプロ』で育成配信をしてお昼ご飯とか色々やって割と時間がなかったので急いで準備をして会話を繋げる。
メインの配信は俺じゃないのでちょっとは気楽なものの、真面目に受け止めないと彼女に失礼だ。事前打ち合わせはやってあったので彼女が呼ぶまで待機している。
「皆さん、こんにちは……。水瀬夏希です……。今日はホラーゲームの『時計塔からの脱出』をやっていきたいと思いまーす……」
『テンションひっく』
『まあ、気持ちはわかる』
『随分古いゲームやるんだな』
『視聴者アンケートで選ばれたんだもんな。二十年前のゲーム?』
『みなちぇ産まれてないじゃん』
開口一番、声もテンションも低い水瀬さんの言葉にコメントが反応している。俺たちはまだ紹介されていないから声はあげない。
どうしてこんなにテンションが低いのか。それは水瀬さんがホラーゲームをやったことがなく、怖いものが苦手だからだ。
「今回はね、視聴者と決めた罰ゲームをやっていきます。『ポケクリ』で視聴者参加型のバトルをやったんだけど、視聴者に6タテ喰らったのでそのお詫び配信になります……」
『自信満々だったみなちぇをボコすの、最高に愉しかった』
『ランクで言えばみなちぇも弱くはないんだけどなあ』
『パーティーもガチ向けではあった。俺たちが強すぎた。それだけだ』
ポケットクリーチャーという国民的人気ゲームがある。それのランクマッチに潜る人はクリーチャーから技構成までしっかりと練り上げるらしい。俺はランクマが実装されていなかった昔のゲームしかやったことがなかったのでどれだけ大変かはわからない。
対戦は大変だろうと漠然と思うだけだ。昔やってた時はストーリーをクリアすることしか考えてなかったから強いクリーチャーがどれとか考えたこともなかったし。
それに昔は対戦が大変だった。有線のコードがないと対戦できなかったから有線を持っている子はヒーローだった。俺の周りは誰も持っていなかったので対戦する環境も、交換する土台もなかったために誰もヒーローじゃなかった。
今ではオンライン対戦が当たり前になったから有線ケーブルなんて必要なくなったのは時代だろうな。
水瀬さんは配信中に負けすぎて6タテ喰らったらホラーゲームを配信しますと明言してしまったらしい。その結果今日のお詫び配信に繋がったようだ。
一人で配信するには怖いということでお呼びがかかった。クリア耐久配信ということでクリアするまでやめないつもりだ。初めてってこともあるし、今日中にクリアするならお昼から始めるしかなかったんだろう。
「もうタイトルの時点で怖いから、お助けのゲスト呼びまーす。二人とも、お願ーい」
「こんな時間には初めましてかな。こんにちはー。霜月エリサでーす。この配信があったから昨日は早めに寝ました。眠いでーす」
「さっきの配信を見てた人はさっきぶりです。絹田狸々です。ホラーゲームは僕もあまり得意じゃありませんけど、呼ばれたからには頑張ります」
「え?リリちゃんもダメなの?」
「詳しくは霜月さんのホラーゲーム配信を見てください」
今からホラーゲームをやる人に余計な不安を与えるのはどうかと思って濁しておく。
今日やる『時計塔からの脱出』は霊障系じゃなくてキラー系のホラーだから問題ないとは思うけど。
「アンケートでこれを選んだんだけど、これダントツだったんだよね。そんなに有名なゲームなの?」
「ホラーゲームって言ったらもっと有名なゾンビ系とか、幽霊系もあるんだけど、これは昔のゲームでかなり怖いからって今でも有名なゲームなの。シリーズもいっぱいあるし、現に最新機種でプレイできるでしょ?」
「怖い理由に、昔のガビガビ画質っていうのもあるね。映像が綺麗じゃないからこそ恐怖感を煽るっていうか。ホラーゲームで有名なものが昔の作品ばかりなのってそういう理由も大きいよ」
「へー」
霜月さんと俺が解説すると、水瀬さんもコメントも興味深そうな返事をくれる。
俺は俳優としてそれなりに多趣味な先輩方と関わってたから変な雑学も多いけど、霜月さんは前職がゲーム会社だったためにゲームの情報のアンテナは結構広めに立てていたからか相当な情報通だ。デザイナーをやっていたとは知らなかった。
霜月さんは待機画面に3Dモデリングや動くドット絵を使っていたのはそういうことだったのかと納得した経歴だった。
「じゃあ早速やっていくね。平均クリア時間が五時間って書いてあったから、夜になる前にクリアしたい!」
「あー……。平均クリア時間」
「え?エリー、何かあるの?」
「ううん。とりあえず詰まったらヒントは出すから。ストーリーに沿って進めていこうか」
なんだか意味深なことを呟いている霜月さん。
やったことはないけど、この『時計塔からの脱出』は有名だ。数多いバッドエンドをクリア扱いするから正規ルートでのクリアはかなり大変だったはず。
これ、今日一日で終わるかなってくらいに難しいゲームでもある。これを選んだリスナーは鬼だな。
ストーリーとしては大学のゼミの先生によって時計塔が目立つ洋館に合宿として連れてこられた女学生のメアリーが洋館で殺人事件が起きたために逃げようとするというストーリー。
メアリーが先生に言われて食堂でご飯を作るように言われてプレイヤーが操作できるようになる。
「あ、動かせる!横にしか動かせない?」
「この時代は横スクロールばかりだよ。上下左右が限界。Lボタンと十字キーで走れるよ」
「ホントだ!じゃあこれで殺人鬼から逃げるんだね!」
「うん、ソウダネ……」
「エリー、さっきから言葉が詰まってるね?」
「ネタバレ配慮してるだけだよ」
この序盤が割と後の伏線があるからあまり口に出せないのはわかる。今残っているキャラクターに話すとかなりのネタバレをしてくる。
水瀬さんは誰にも話すことなく食堂へ直行。その食堂でもネズミがきいきい鳴いている音が昔の音声だから恐怖を煽ってくる。まあ、ネズミなんて全然怖くないゲームなんだけど。
食事を作って部屋に持っていく時に大きな音がする。するとエントランスの天井から二人の人影が落ちてくる。上の人間は超巨大な斧を持って一人の腹を刺しながら落ちてきた。そして床に着地したのと同時に刺されていた人物は上半身と下半身が別れるというショッキングな絵が出る。
そして両肩に担いだ斧を持ちながら、殺人をしたブ男がメアリーを追いかける。
「いきなり逃走イベントになったんだけど⁉︎」
「はい、逃げて逃げてー」
「捕まったらゲームオーバーだよ。部屋に隠れるとか、走って逃げるとかしてね」
「こんなのダッシュで逃げるしかないじゃん!」
「ラチェットマンは足が遅いからちゃんと逃げられるよ」
斧を持った殺人鬼、ラチェットマン。これが今回のシリアルキラーだ。これを倒す手段はプレイヤー側にはない。ストーリーを進めれば倒せるけど、その倒し方はなんだったか。基本的にはキラーゲームの定番通り捕まったらすぐデッドエンドだったはず。
水瀬さんはバスルームに逃げる。だけど。
「こいつ!女湯に入ってきたんだけど!おまわりさん、この人です!」
「おまわりさんも殺してる殺人鬼だから……」
「死んだ!ゲームオーバー⁉︎」
「うん。逃走パートから再開だね」
殺人鬼に常識が通じるわけがない。
今度は食堂に逃げ込んだけど、食堂に入ってきて殺された。同じ部屋に入られるとその時点でゲームおバーだ。
唯一逃げられるとしたらタンスの中に隠れる方法なんだけど、それはラチェットマンの方向の部屋にしかないため、最初はできないらしい。コメントで言ってた。
「ああ。三回も死んじゃったからヒントね。バスルームに逃げるとき、画面が切り替わったら歩いて入ってごらん」
「え?エリー、それだけ?」
「そう。ラチェットマンって耳が良いけど弱視って設定で。あんまり音を立てなければ逃げられるんだよ」
「そのヒントってどこにあった⁉︎」
「食堂のネズミの音声が食事を作ってる時に聞こえるんだけど、それってラチェットマンが殺した音声なんだって。だからこのゲームはあんまり走らない方がいいよ」
「キラーから逃げるゲームなのに……⁉︎」
昔のゲームなんてヒントがほとんどなかったり、理不尽なのは当たり前だったりする。攻略本にも書いていない設定とかあって攻略本が体をなしていなかったとかよくあることだ。
昔のゲームの攻略本の質が悪かったのは有名な話で、メインは開発陣へのインタビューとかレビューがメインだった。二次小説とかも掲載されていた攻略本もあったという。昔の攻略本マニアの俳優の先輩が教えてくれた。
攻略本がそもそもゲーム会社から出てるわけじゃなく、出版社が攻略をしてその内容を記載しているから間違いも多かったとか。最近はゲーム会社から許諾を得て出しているものもあれば攻略会社みたいなところから出ている攻略本もあるらしい。
昨今はネットでの攻略記事が優秀すぎて攻略本なんて買ったことないから全部又聞きでしかないんだけど。
霜月さんのアドバイス通りに歩いて逃げるとキラーから追われているときに流れていた不穏なBGMが消える。これでキラーは一時的にいなくなった。
「ホントにどうにかなった……!」
『理不尽すぎるだろw』
『昔のゲームなんてこんなもん』
『むしろ最近のゲームが親切すぎる』
『何やるかわからないゲームなんてありふれてたからな』
説明をゲームもしてくれないので洋館を探索する水瀬さん。彼女は車のガレージに辿り着き、そこで車の鍵と車を見付ける。何故かエンジンもついてガソリンも十分に入っていた。
ああ、これが有名な脱走エンドか。
先生やゼミ生がどうなったのかまるでわからない状況で、一人だけ脱走できる独り善がりエンド。
「リリ君、言っちゃダメだよ」
「了解です」
チャットで霜月さんから箝口令が出たので配信では言わないことにする。逃げられることがわかった水瀬さんは意気揚々と逃げようとするけど、コメント欄は流石にこんな簡単にいくわけがないと気付いているっぽい。
洋館の謎とか何にもわかってないからな。これでクリアできるなら平均クリア時間は一時間ちょっとだろう。
メアリーが運転する車がガレージのシャッターを突き破って脱出した。
「ハハハハハ!シャッター突き破るんだ⁉︎絶対車ボコボコだよ!警察に職質されるって!」
「リリ君の爆笑なんて初めて聞いたかも。とりあえず夏希、クリアおめでとう」
「え、ホントにクリア⁉︎簡単じゃん!」
喜んでいる水瀬さんへその通りだというようにエンディングクレジットがフルで流れる。これ本当にフルらしい。ボコボコな車が一般道を走る一枚絵が表示されている。
脱走できて良かったね、とはならない。
エンディングが終わった瞬間、トランクの方から巨大な斧とブ男がバックミラーに映る。メアリーの悲鳴が聞こえてエンド。
「……そこにいたの⁉︎」
「というわけで脱走エンドだよ。夏希、クリアおめでとう!」
「殺されてるじゃん!」
「先生やゼミ生を置いていったらダメだっていう、教訓的なエンドだね。ちなみにこの後って殺されてないんだよ。洋館に監禁エンドだったかな。公式が設定集で発表してたかな?」
「さあ、リトライだね。このゲームはシナリオでのオートセーブ式だからラチェットマンから逃げられたバスルームから再開だよ」
それから水瀬さんは頑張った。キラーに追いつかれて殺されて。キラーに殺されたくないゼミ生に生贄にされて殺されて。錯乱したゼミ生に刃物で刺されて殺されて。
二十回くらいは死んだだろうか。
『デッドエンドが多すぎる』
『これ選んだリスナーの趣味悪くなぁい?』
『だって一日で終わるホラーゲーってオーダーだったから……』
『リリ、もっとアドバイスしてやってくれ!』
「あれ?僕に飛び火した?僕はやったことないから細かいアドバイスは無理だよ?」
「リリちゃんたすけてよ〜!この性悪女たちが殺してくる〜!」
水瀬さんが泣きついてくるけど、今日はオフコラボとかじゃないから代わってあげることもできない。
キラー以外にもプレイヤーを殺そうとしてくるのはホラーゲームではあるあるだ。仲間だと思っていた人間に裏切られるとかは洋画とでもよくあった。
この辺りで今まで得た情報を纏めてあげればクリアできるかな。
「水瀬さん。今のところゼミ生を助けようとすると死んじゃうでしょ?だから無視するといいよ」
「え?いいの?脱走エンドみたいにバッドエンドにならない?」
「ならないよ。そもそもメアリーはゼミ生にも先生にも嫌われてるんだ。助けようとしたらむしろ殺されるから無視推奨」
「そんなのどこにヒントがあった……?」
「殺されたエンドでゼミ生から嫌われてる描写が多かったし、そもそもスタートがおかしいんだよ。何で十人分の食事をメアリー一人で作らないといけないのさ?先生にもゼミ生にも嫌われてるんだよ」
「……ああっ⁉︎」
先生が命令をして、それが当たり前だとゼミ生が受け入れた。それを導入部分のための省略とみるか攻略のヒントとして見るかは推理系の経験値だろうか。
昔のゲームだからカットできるところはカットしようとなったと思ってるのかもしれないけど、このゲームのハードは大容量のゲームが作れるということで話題になったほどだ。高性能すぎたのと、何故か衛星に繋げないとゲームができないために東京都民くらいしかゲームハードを起動できなかったために廃れたけど、当時としては驚異のマシンスペックだったらしい。
御都合主義かなと思えるけど、実は最初の場面で先生たちに話しかければヒントをもらえたんじゃないだろうか。結構昔のゲームはそういう細かいところで拘っていることが多い。
「というわけでゼミ生がいそうな部屋は全無視でいいんじゃない?あとはメタ的な話で時計塔に行ってみようよ。それでどう?霜月さん」
「うん。タイトルにもなってる場所に行くのは大事だよ。それに序盤で先生たちに話しかけてたらメアリーの嫌われっぷりがわかったね。RPGとかでも結構序盤の人はヒントをくれるからちゃんと話した方がいいよ」
「今度からそうする……」
俺も霜月さんもゲームは隅々まで探索するタイプだからこういうホラーゲームとかでは全部のエンドを回収しつつ真相とかには途中で気付いてしまう。この前のホラーゲームもギミックがわからなかっただけで真相とかはわかってたし。
「エリーもリリちゃんもホラーゲームって怖くないの?」
「あたしは全然。グロ系に耐性があるから平気だね」
「僕も心霊系じゃなければ平気。心霊系は何が本当かわからないのがちょっとね」
「超常現象とかがダメってこと?」
「いやいや、現実との境目がわからないのが怖くて。殺人鬼はその殺人鬼がやばいだけだから理解できるし、犯人がいるタイプのホラーだったりゾンビとかなら倒せばいいからいいんだよ。でも霊障だと生きてない相手だから対処方法がわからないんだよね。それが怖い」
「ん……?リリちゃん、幽霊が見えるって言ってる?」
「なんかそうっぽいんだよね」
東京の廃ビルとか、劇場の隅っこの方とか人が体育座りしてたりたむろしてるから近寄らなかったんだけど、劇場にそんな人はいないと周りに散々言われた。母さんにも多分家柄だから気にするなとは言われるけど、本当に生きている人かどうかのチェックをしないといけないから割と困る。
そういう霊関係のエピソードは割と持っているからこれを怪談として話す枠をしても面白いかもしれない。
「生きている人と区別がつかないの?」
「無理無理。漫画とか映画とかでは足が透けてたり血まみれだったりするけど、僕が見える人って生きている人と変わらないんだよね。だから区別が付かない。事務所にはそういう人がいないっぽいから安心して配信していいよ」
「……一回リリ君にスタジオと事務所を点検してもらう?幽霊がダメな人とかもいるだろうし」
「有名な除霊師を知ってるよ。何と安倍晴明の子孫なんだって」
「逆に怪しくない⁉︎」
霜月さんに突っ込まれてしまったけど、ウチの近くに住んでいた地縛霊みたいな存在を追い払ってくれたから実力は本物だと思うんだよな。
その
俳優辞めるとも伝えていたから再就職先が見付かって喜んでくれたのかもしれない。
雑談している間に時計塔に辿り着いた水瀬さん。そこにはゼミの先生がいて色々と話してくれる。
ここは先生の別荘で、息子の殺人欲を満たすために存在する秘密基地なのだとか。殺した後のことをどうするのかとかは適当に誤魔化すことができるらしい。
夫が警察の署長なので改竄ができるとか。凄い隠蔽夫婦だ。
ホラーゲームではあるけどアクションゲームではないのでここからどうするのかという話だけど、なんてことはない。ラチェットマンが親を殺すことこそ最高の快楽を得られると思ってしまい先生を殺人。その間にメアリーを操作して逃げることになる。
「最後の逃走パートだよ。ガレージじゃなくて正門から出てね」
「わかった!」
「ここで車で逃げようとするとどうなるんですか?」
「生きてるゼミ生と喧嘩になって、ラチェットマンに追いつかれて殺されるよ」
「脱走エンドやっておいて良かった!」
ここはタイムアタックなので耳が良いとか関係なく走り去る。
時間内に正門から出ると洋館の周りにはパトカーが大量に展開されていた。この時点でメアリーはこの区内の警察署長が先生の旦那だと知っているために顔が青褪めたが、その後ろからメアリー以外の滞在していた人間の首を繋いで引き摺るラチェットマンが現れたことで警察が一斉に発砲。
斧を持っていようと全部の銃弾を防ぐことはできず殺されるラチェットマン。これで殺人鬼が倒れたことでゲームクリアだ。
「今度こそちゃんとゲームクリアだよ。お疲れ様、夏希」
「終わったぁ……。え?もう八時なんだけど⁉︎」
「七時間もやってたんだね。本当にお疲れ様」
『悲鳴多くて助かった』
『リリとエリーが有能すぎた。今度は二人のヘルプなしで』
『最後の絵面エッグ。死屍累々じゃん……』
『っていうかこれ、まだ父親がいるから事件解決してないんじゃ……?』
『2もやろうぜ!』
終わったために感想がコメントで流れているけど、今回は罰ゲームなんだからこれでホラーゲームはいいんじゃないだろうか。
2も評判はいいけど、まさしく父親が暗躍する話だし。
ホラーゲームは終わりで、次のFORの話をする。
「次は来月かな。ウィザーズ&モンスターズの大会がエクリプス内で開かれるんだけど、そこにFORの全員で参加することになったからゲームの操作方法とかデッキの組み方をリリ君に教えてもらう予定です」
「リリちゃん、この前爆死してたけど大丈夫?大会で勝てそう?」
「全員別アカウントでやるらしいから大丈夫だよ。詳しくはSNSでチェックしてください」
「あ、あと!四月一日も何かやるかもね!ということで本日はここまで、実験終了!じゃーねー!」
エイプリルフールの宣伝もしつつ配信が終わる。
仕込みも準備も万端。あとは実際に当日を迎えるだけだ。
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