第2話 城へ

 少女は、灯台守である父の手伝いをします。

 灯台には、海の向こうまで照らす大きなランプがあります。

 煤を拭って、少女は、懸命にそれを磨きます。

 ある日、お城から使いがやってきました。

「王妃様があなたをお召しです」

 少女は、馬車に揺られ、山を越え、草原を横切り、川を渡って、お城に着きました。

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