日記帳2004

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注意、これは暇なフリーターが書くただの、ただの、日記です。



なにも、面白くないです。



紙の日記をつけろという話ではあるのだけれど、何せ形として残ってしまうと後々と面倒。


もし今日交通事故でぽっくりと逝ってしまったら、悲しみながらも私の書いた日記を親族が見つけ出してしまうかもしれない。



……無理。



絶対そんなの成仏どころじゃない、軽く5年はこの世に留まってしまう。



親族(特に母)はSNSに弱いからこんなサイトも知らないだろう、


ついでに黒歴史になりなけたら消せるだろうという、


とりあえず画面上でしか存在しないものに日記をつけてみることにした。



今日は家からバスと電車を乗り継いで片道約1時間半かけてバイトに向かう。



元はキャバクラだった現ガールズバー。



元々地元に近い所のコンカフェやガールズバーでは働いていたけれど、給料が未払いの店だったため友達が働いていた片道約1時間半のガールズバーに転生した。



どこかの給料未払い店とは違ってここは1日働いた分の給料をそのまま退勤時に手渡しでくれるので都合がいいのだ。



急な金欠の時に助かっている。



基本出勤は土日。平日は他の昼職のバイトをしているため、面倒なキャストのくせに半年くらい可愛がってくれている。感謝。感激。



やっぱり、休日の都会は人が多い。



仕事も学校も無い人達がわんさか溢れかえっているし、小さい子供連れの家族もうじゃうじゃいる。



都会に足を運ぶようになって気付いたけど、都会に行けば行くほど譲り合いの精神って薄れていくんだな。



ぶつかっても謝らないし割り込みなんて当たり前。

ついでに赤信号も皆めっちゃ渡る。




約1時間半を乗り越えてバイト先の最寄りに到着。


地味な小雨が降っていて、やっちまった。と思う。



傘、持ってきてないな。



幸い傘をささなくても平気な雨だったから良いけれど、退勤時に大雨だったら終わりだな。



何を思ったのか1つ早い電車に乗ったから暇つぶしに駅からすぐのデパートに乗り込む。



入店したての時「出勤20分前には着いてるようにして欲しい」と言われたのだけど


最近は20分前に着いても店が空いてない事があるから、デパートと店前のコンビニで暇を潰す事が多い。



てか、なんの面白みもないのに、ここまで読んでくれた人って多分性格良いよね。



まあ、さておき。店前のコンビニに移動して、お昼ご飯を買う。現金は使いたくなかったから、PayPayの残高があってホッとした。



買うのはいつもと同じ、豆腐バー。

とりあえずお腹に入って尚且つカロリーが低ければ良い。



「お願いします。」

「お預かりします〜」



珍しい、いつも外国人の店員さんなのに今日は日本人だった。


なんだかまじまじと顔を見られた気がしたけど、化粧変だったかな。



PayPayのバーコードを店員さんに見せて支払いを済ませる。

「ありがとうございます」も忘れずに。



お買い上げした豆腐バーをカバンに入れて、やっとこさ出勤。



これもまた珍しく20分前から店が空いていて感心したのも束の間。


クリスマス風に飾られたドアを開いたら、酔っ払った女の子と内勤が取っ組み合いをしていた。



「ちょっと、グラス割れてるから!」

「痛い痛い!」



一瞬、やましいことでもしてるのかとドアを閉じて帰りそうになったけれど、もう1人の内勤にバッチリと目を合わせてしまったので



「おはようございます」



としか言えなかった。


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