第129話 Eve

「-・-・- ・・・- ・---・ ・-・-・ ・・-- ・---・ ・- ---- ・・- ・--- --・- ・-・・ ・・ ・--・ ・-・--(作戦の成功を願って〜)・-・・ ・-・-・ -・・・ ・・--・ ・-(乾杯)」

『・-・・ ・-・-・ -・・・ ・・--・ ・-(乾杯!)』


美海がさらに性能を上げた防音室からリビングに出てきたので、モールス信号での会話となる。俺たちはグラスを交わし、作戦の成功を願う。


 明日からはZERO本部での最後の詰めの作業。そしてそのままユートピアとの戦いだ。今までで1番激しい戦闘になるだろう。次にここに帰ってくるときには全員揃っているかすら怪しい。


「・-・・・ ・- --・-・ ・-(美味しい!)」

「--- --・-・ --・・- ・・--・ ・・-・- ・-・ ・-・・ ・・ ・・・ ・--・ ・・・- ・--・ -・ -・ ・・ -・-- -・ ・・ -・-- ・・-・・ ・・ ・-・(レシピ見ながら作っただけだけどな。)」


作戦前のパーティーとは思えないほどの静けさ。ちなみに俺たちにとっては盛り上がっているほうだ。


「--・-- --・-・ -・ ・-・・ ・・・ -・・・ ・・-・・ ・・ ・・- ・---・ -・・- ・・-・・ -・・-・ ・-・ ---- ・・ -・・・ ・-・-・ -・・・ -・ ・ ・・ --- ・-・ ・- ・-・・ ・・・ --・-(明日からはどうせまともなご飯は食べれないからね。)-・-・- -・-・・ -・-・ ・-・・ -・--- ・--・ ・-・-- -・-・・ -・ -・- -・ --・-・ -・ ・・-・ ・-・・ ・・ -・・・ --・ -・-・・ ・--・ ・-・-- ・--・ ・・・- ・--・ -・ ・-・-・ -・ ・・(先に帰ってきた私たちが張り切って作ったんだ。)」


自慢げな表情を浮かべる三葉。制服姿なのも相まって、非日常感が溢れだしている。ちなみに俺たちも制服のまま。美海たちインドア組は私服だ。


「---・ ・・- ・- ・-- ---- ・・-- -・・・ ・・--・ ・--・- ・-・-- ・- ・--・- ・・-- ・-・・・ ・-・・ --・- ・--・ ・-・-- ・・-・・ ・・ ---- ・-・・ ・・・ ・-・-- ・・ ・-・-- -・--・ ・-・-・ -・ ・・(そういや、このパーティーのお金ってどこから出てるんだ?)」


工作は並ぶ料理の豪華さに気づいたのか、そんなことを言う。並んでいるのはビーフシチューだったり、ハンバーグだったり、普段なら絶対に食べないものばかり。つまり、それだけお金を使っているということだ。


「・・-・- ・-・・ -・-- ・・ -・-・- ・-・-・ ・-・・ ・・ -・・-・ ・--・ ・-・-- ・・・- --- -・--・ ・--・ ・-・--(御影さんが持ってくれるって。)・-・・ ・・・- -・・・ ・-・-・ ・・-- -・-・- ・・・- ・---・ ・-・-・ -・・- -・--- -・-・- ・- ---- ・・ ・・-- --・-・ -- ・・・- --・-・ ・・ -・・・ -・- -・ --・-・ ・-・・ ・・ -・・・ ・・・ ・・- ・--・ ・-・-- ・- ・--・ ・-・-- -・(「各班の作戦前最後の食事は私が払います」って言ってた。)」


この前の訓練で一緒だったこともあり、御影さんと仲良くなった穿がそう言う。


「・-・ -・--・ -・・ ・・-・・ ・・(なるほど。)・-・ ・・・ --・-・ ・--・ ・-・・ --・ --・-- --・-・ ・・ -・- -・- ・-・ ・- ・・-・・(ならしっかり味わわないと。)」


せっかく御影さんが出してくれるご飯だ。心の中で感謝しながら、俺たちは作戦前最後の食事を終えた。

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