登場人物紹介 其の一

南雲澪なぐもれい 年齢25歳 O型




幼少期の頃から悪霊に苦しめられて来た。青年は霊障を乗り越えながら一人旅を続けて行く道中で、山の神々の一神と出会い、そして一人の女性と出会う事で彼の運命は180度変わり始める




東雲菫しののめすみれ 年齢24歳 O型




天河村の村長の孫娘。少女から大人の女性に変わり始める頃に、医師の手にも負えない病を患ったある日の晩、彼女が患った時に枕元に現れたとある神によって、不治の病を完治させた。その事を家族以外に言い出せずにいた所に、一人の旅人である澪と出会う事で、彼女もまた運命の道が広がる




東雲厳しののめげん 年齢82歳 B型




天河村の村長を務める、東雲家の第5代当主。村の者達からはお館様と呼ばれ慕われている。が、一方で彼の後釜を狙う者は年々増え始めている。その中の筆頭格が菫の婚約者だった。西野貴の父親だった




西野貴にしのたかし 年齢23歳 A型




天河村に住まう青年。幼少期の頃より菫に恋焦がれていた。彼は20歳の時に菫の婚約者と言い渡されて、大変喜んでいたが、村に一人の旅人が現れた事によって、彼は菫との婚約を解消されてしまう。この後に恨みを澪、個人に込め始めてしまう




山の神




天河村の山を守護する神々の中の一神。この神様と出会う事で、澪と菫の運命は交わり始める。そしてこの山の神自身もまた、新たな世界を垣間見る事となる




澪の守護神(親的、霊的存在)




澪が一人の女性に裏切られた後に出会った神様




北条時生ほうじょうときお 年齢82歳 B型




北条家の第五代当主。幼馴染の東雲厳とは天河村の行事を行う際は、お互いに必ずと言っていいほど意見を聞いて行うほどに、仲の良い二人である。そしてかつて、北条岬が南雲樹と駆け落ちをした際は、娘である岬と絶縁する程に怒ったが、娘からの手紙と孫の写真を受け取った彼は、徐々に娘とその夫の事を許し始めていた。その矢先に、二人は不慮の事故でこの世を去ってしまう。それを自らの戒めとして受け取っていたが、娘夫婦の子供、南雲澪が天河村に現れた事によって、彼の罪も許された。




北条日和ほうじょうひより 年齢81歳 O型




北条時生の妻にして岬の母。そして澪にとっては祖母に当たる。彼女は娘が天河村から去った後、夫である時生に隠して娘と手紙のやり取りをしていた。いつの日か親子のわだかまりを元に戻そうと懸命に努力をしていた母でもある。そして岬と樹がこの世を去った後に、娘の着物を毎年手入れを怠らずにいたのも彼女だった。




北条凛ほうじょうりん 年齢23歳 A型




北条家の孫、東雲菫とは幼少期の頃よりの幼馴染。お漬物が得意な彼女にも縁談の話が毎回持ってこられるが、彼女のお眼鏡に叶う男性はいなかった。




東雲小百合しののめさゆり 年齢58歳 O型




東雲厳の長女。彼女には心を許し合える幼馴染の友がいた。その女性こそ北条岬。彼女が駆け落ちした際は心配していた。その後、彼女にも良き出会いが舞い込んだ。その相手こそ、幼少期に学を共にした東雲巌雄だった。彼との間に授かったのが、天河村一の美女と謳われている一人娘の東雲菫だった。




東雲厳雄しののめいわお 年齢58歳 B型




東雲厳の後継者、第六代当主を引き継ぐ者である。彼は妻、小百合との間に一人娘の菫を授かった後に、人一倍働いた。その娘が20歳になった際に、娘の幸せを願って西野家との縁談を持ちかけた。そして、西野家の西野貴との婚約を果たすも、天河村に訪れたかつての初恋の女性の息子、南雲澪が現れた事により、娘の婚約は破棄される事となる。それを彼は娘の幸せが一番との考えを軸に考えている為、西野家に自ら赴いて謝罪を致した。




 


南雲岬なぐもみさき 享年40歳 O型




旧姓、北条岬。天河村にて運命的な出会いを南雲樹とした事で、彼女は幸せな道を自らの力で切り開いて行った。樹と共に生きる道を選んだ彼女は、父親の反対を押し切って樹と共に駆け落ちを果たした。そして一人息子の澪を授かった。




南雲樹なぐもいつき 享年41歳 AB型




天河村に絵を描きに訪れた彼は、そこで一人の女性と出会う。その女性こそ、未来の妻、岬だった。彼は彼女の自然と対話出来る力を疑いもせずに信じた。そして二人は惹かれ合い、北条家に二人して赴いて結婚の許しを得ようとしたが、彼女の父、北条時生の反対により二人は駆け落ちの道を選んだ。

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