聖戦シャングリ・ラ設定資料part3(2)
七番隊隊長サルージュ
八番隊隊長カーナ
九番隊隊長ルディアナ
砂漠からクフサールの都周辺に害虫が現れるという問題を、神聖教団からの依頼で、駆除と害虫避けの儀式を神聖騎士団が行った。
人の足の小指ほどの大きさの芋虫――魔獣サンドワームの幼虫の大量発生。
クフサール王国出身のサルージュとガーナは、褐色の肌と黒髪の祓魔師の乙女たちである。
この害虫駆除で神聖騎士団に協力したのがきっかけで、シン・リーから許可されて神聖教団に入隊した。
二人ともすらりと背は高めで、くっきりとした南方の人らしい顔立ちの美人である。
サルージュとカーナが、虫嫌いになったのはしかたがないと、他の隊長たちの乙女たちは同情している。
この二人は、それぞれ自分の姿に似たマキシミリアン特製の戦闘用ゴーレムを所持している。
サンドワームの幼虫駆除に塩撒きをした時に、ゴーレムが操れる特技を身につけ、マキシミリアンにスカウトされた。
弓兵を指揮しているが、彼女たちのどちらかはゴーレムを暴れさせて、もう一人が長弓で射る。
この害虫駆除用の塩をつくる時に、マキシミリアン公爵婦人セレスティーヌと協力した海賊の乙女が、ルディアナである。
東の都シャーアン育ちの女海賊で、浮遊船の船長の美女。
セレスティーヌと、無人島へサンドワーム駆除の方法の石板を探しに行き、セレスティーヌから彼女はスカウトされた。
彼女はオッドアイで、左目の紅い瞳を通常は眼帯で隠している。
右目は海や空の青色である。
海に出現する魔獣に浮遊船で戦うことができる。帆布から衝撃波を放つことができる。
彼女には城塞などの上から、帆布を左右に棒をつけて広げさせ、見えない大砲のように遠距離から衝撃波で攻撃できる大技がある。
現在は、騎士団長と副団長の参謀官、九名の祓魔師の隊長という少数精鋭で神聖騎士団は活動している。
特徴として主従関係ではなく、盟友として、それぞれ協力しているという関係なのが、神聖騎士団の特徴である。
神聖騎士団のメンバーは、人々からは戦乙女と呼ばれている。
発生する怪異に対して、まだまだメンバーが不足している状況となっている。
【聖遺物のアーマー装備】
神聖騎士団の隊長九名は、マキシミリアンと細工師ロエルによって作成された白銀の鎧がある。
これはハイエルフが魔獣を駆逐する戦いで身につけていたアーマーを再現したものである。
普通の訓練していない人間が装備すると、快感で動けなくなってしまう。
蛇神の魔獣が人に恐怖や快感を与えて攻撃してくるのを無効化できる。
心が真っ黒に塗りつぶされたような恐怖と不安、さらに骨まで溶けてしまいそうな快感に、心が耐えられなければ装備できない。
大陸西域の辺境地帯の異変で、戦乙女たちは、少女の姿の女神ノクティスから夢の中で特訓されて三ヶ月かけて装備できるようになった。
聖騎士ミレイユは魔剣ノクティスを携えていて、訓練がいらないほど、心の耐性ができている。
参謀官マルティナは、浄化の力を秘めた聖遺物のアーマーを装備できない。
それは、彼女が
それを知るのは、マキシミリアン公爵夫妻と、聖騎士ミレイユ。
あと、細工師ロエルとニアキス丘陵のダンジョンにいるミミック娘だけだった。
戦乙女たちは、マルティナの秘密について、辺境地帯での命がけの戦いに挑む前に、マルティナ本人から説明された。
戦乙女たちの睡眠特訓中に、ゼルキス王国へ祟られた辺境地帯にいたゾンビ化したような集団が押し寄せた。
将軍としてクリフトフが任命され、マルティナが参謀役についてこの危機に対応した。
聖騎士ミレイユの不在の状況の中で、マルティナが命がけで、魔法障壁の結界の力で防衛する。
聖騎士ミレイユがゼルキス王国の王都ハーメルンに帰還するまでの危険な状況を、マルティナが耐えきったのを、戦乙女たちは知っていた。
蛇神の特殊領域とつながる次元の裂け目の
戦乙女たちもマルティナを責める者は誰もいなかった。
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