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Mちゃんに昨日のお礼を言えた。どうしてあんなところにいたの?と訊いたら、普段から階段を使うようにしているのだという。

学生時代から続けている競技ダンスのために体力をつけたいんだとか。向上心がすごい。そういう強いところと、みんなからちゃん付けで呼ばれるような可愛げが両立するあたりが本当にすばらしいと思う。

私はといえば、会社帰りに寂しさがつのり、ふらふらとコンビニに立ち寄ってしまった。明るくて、人は多くないけれど賑やかさを感じる場所は良い。

さんざんうろついた挙げ句、あんまんをひとつだけ買う。こんなに小さかったっけ、と買うたびに思うのだけど、気のせいだろうか。

ともあれ包み紙をひらけば湯気がこぼれて、ほっとする。ほの甘いふかふかの生地ともっと甘いとろとろの餡で、寒い帰路も面倒なシャワーもやっつけられた。

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