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早くに目が覚めてしまった。でも気分は悪くなかった。ここぞとばかりに冷凍庫に取っておいたお気に入りの食パンを焼く。

途中で軽くバターを塗って、焼き上がったところでもう一回。いただきものの蜂蜜も開ける。小瓶からティースプーンで取るのは時間に余裕があるときじゃないと苛々するよなぁと思う。

金色の朝の日差しみたいなトーストと濃いミルクティーは、朝食のひとつの極致なんじゃなかろうか。なんてね。大袈裟です。

のろのろ支度をしてもまだ時間が余ったので、会社の最寄り駅の一個前で電車を降りて歩いた。まだ空気が澄んでいて、肌が冷たい風に磨かれているみたいな気分になった。

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