11/27

早くに目が覚めてしまった。でも気分は悪くなかった。ここぞとばかりに冷凍庫に取っておいたお気に入りの食パンを焼く。

途中で軽くバターを塗って、焼き上がったところでもう一回。いただきものの蜂蜜も開ける。小瓶からティースプーンで取るのは時間に余裕があるときじゃないと苛々するよなぁと思う。

金色の朝の日差しみたいなトーストと濃いミルクティーは、朝食のひとつの極致なんじゃなかろうか。なんてね。大袈裟です。

のろのろ支度をしてもまだ時間が余ったので、会社の最寄り駅の一個前で電車を降りて歩いた。まだ空気が澄んでいて、肌が冷たい風に磨かれているみたいな気分になった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る