マッキンダーの地政学
今回は『マッキンダーの地政学』です。地政学という言葉は今でこそ当たり前になっていますが、マッキンダーは初めて地政学を提唱した偉大な人物です。
マッキンダーの主張は「東欧を制するものは世界を制する」です。本作が書かれたのは1919年でちょうどベルサイユ条約の年です。ヨーロッパで行われていた第一次世界大戦が終結した翌年です。ちなみに、どうでもいい話ですが、第一世界大戦の終結日は11月11日で、ポッキーの日です。
マッキンダーがベルサイユ条約を受けて本作を執筆したのかは分かりませんが、少なくともその後の戦争の戦略の礎になったことは間違いないでしょう。現在、ロシアがウクライナへ侵略しているのも、マッキンダーの考えが影響していないとは言えないでしょう。
今回は今までの書籍とは違い、実践的な内容でした。地政学に基づき争い合うのではなく、平和な世界になることを願います。
今回はこの辺で。
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