1ドルの価値/賢者の贈り物 他21編

 今回はO・ヘンリーの短編集です。光文社古典新訳文庫版です。短編なので、感想は短めにします。ネタバレになりそうなので。また、すべての感想は書ききれないので、特にこれは! と思ったものに絞ります。

 ちなみに賢者の贈り物がクリスマスの話なのでイブの今日、予約投稿しています。まあ、クリスマス・イブはどっちにしろ一人なんですけどね……。自分で公開でいいじゃん、というツッコミはしないでください。



・多忙な株式仲買人のロマンス……めっちゃいい話じゃん! 短編なのにこの濃密さ、すごい。


・千ドル……終わり方が素晴らしい!


・伯爵と婚礼の客……途中で話のオチは見えたけれど、それでもなお、いいと思える内容。


・1ドルの価値……法廷ものであり、アメリカ開拓時代の名残がある。オチが秀逸。


・心と手……短いのにオチがすごい!


・二十年後……こんなショートショートが書きたい。


・最後の一葉……有名ですね。やはり、いつ読んでも素晴らしい。


・賢者の贈り物……有名かつ素晴らしい作品。




 全体を通して、大都市ニューヨークから西部開拓までと時代が広い。

 そして、ショートショートとして完成されている。自分はショートショートメインなので、一作品くらい、これらに負けないものを書きたい、けれど無理かなぁ。


 今回はこの辺で。

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