失われた世界
今回はコナン・ドイルの『失われた世界』です。ドイルといえば『シャーロック・ホームズ』が有名ですが、本作のようなSFも書いています。先日、『ジュラシック・パーク』を読んだので、同じく恐竜が登場する本を読みたくなり手に取りました。再読となります。
本作は主人公のマローンが恋人のために無謀な行為を望んだところから始まります。無謀というよりは英雄的行為という表現の方が近いかもしれません。
そんなこともあり、本作は主人公の一人称視点です。そのため、感情移入がしやすい。
始まりは記者である主人公とチャレンジャー教授との出会い。教授は「恐竜生存説」を唱えており、信じない科学者たちに反論するためにアマゾン奥地に探検隊として証拠を求めて冒険します。
本作は主人公による手紙あるいは日記の形式をとっているため、地の文での説明がメインです。
千九百十二年の発表の作品ということもあり、恐竜の知識は今とは大きく異なります。こればかりは仕方がありません。もしかしたら、私たちの死後には恐竜の謎が多く解明され、「ジュラシック・パークを絶賛していた当時の人々は無知だった」と揶揄されるかもしれません。
恐竜生存説を唱えるための探検のため、未知なる土地の冒険要素の方が多いかもしれません。
これ以上書くとネタバレする可能性があるので、今回はこの辺で。
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