第3話 服の交換と.....。
☆(早見恋葉)サイド☆
私には双子の恋実が居る。
恋実もそうだが私も義兄を好いている。
好いているというのはその通り。
私も恋実もお兄ちゃんが大好きのブラコンである感じだ。
そんな兄の早見玖だが.....彼女に裏切られたっぽい。
私達は相談しあってからそのまま玖を襲撃する事にした。
それは勿論.....兄とお付き合いしたいからである。
おにーちゃんが大好きだから付き合いたいのである。
だけどまあ外国じゃないからどっちか片方しか付き合えない。
でもまあ.....それは恋実も覚悟している様だ。
そんな玖だけど私達は(妹)としてしか接してない。
つまり彼女としては段階的に程遠いと思う。
「おにーちゃん」
「.....な、何だ。恋葉」
「私はおにーちゃんにとってはどんな存在ですか?」
「あ?!どういう存在って.....妹だぞ」
「うーん。やっぱり?」
「やっぱりって何だ。.....何が言いたい」
「私達はおにーちゃんとはイチャイチャした感じになりたいです」
「すまないけど俺はそんなつもりはないぞ!?」
おにーちゃんは逃げようとする。
すると恋実が逃すまいとおにーちゃんの前に立ちはだかった。
それからニヤニヤする恋実。
ナイスだ。
「待てお前ら.....俺は自室で勉強をするぞ」
「そう?じゃあ私達も勉強したい。お兄ちゃんは成績優秀だから教える事ぐらいできるよね?」
「恋実.....恋葉。俺はそ、そんな気分じゃないんだが.....」
「そう?私はそんな気分だよ?おにーちゃん」
「そうだね。恋葉。私もだよ。お兄ちゃん」
「.....」
そしておにーちゃんに迫る私達。
すると脱兎の如くおにーちゃんは逃げてから自室に鍵をかけた。
「あれまぁ」と言いながら恋実を見る。
恋実は「あれまぁ」と同じ事を言う。
「.....まあ仕方がないね。お兄ちゃんが嫌なら」
「そうだねぇ。おにーちゃん可愛い」
「.....じゃあ私達はここで勉強しますか」
「おにーちゃんの事は襲わないの?」
「まあ襲っても良いけど無理に襲うのはね。.....やっぱりこういうのはゆっくり舐め回す様にやらないと」
「そうか。そうだね」
そして私達はニヤニヤしながら二階を見る。
おにーちゃんが逃げた部屋をだ。
私達はあくまでおにーちゃんの子を孕みたい。
だからこそ.....おにーちゃんには下半身をしっかりしてもらわないといけない。
「所で恋葉」
「何?恋実」
「後で.....お母さんに」
「.....ああ。お母さんに挨拶ね。分かった」
私達の母親の戀(れん)は心筋梗塞でこの世を去った。
本当にいきなりの事だったから身体が追いついていってないけど母親が35歳の頃の話だ。
朝起きたら冷たくなっていた。
だから追いつかない。
そんな私達を助けてくれたのがおにーちゃんだった。
「.....お母さんもきっと見ているよね」
「そうだね。私達が孕む事を望んでいるよきっと」
「.....うふふ」
「ははは.....」
私達はニヤッとしながらおにーちゃんの部屋を見る。
そしてリビングに戻ってから勉強を始める。
それから(後でおにーちゃんに何をしようかな)とか考えながら見ていると恋実が私を見ているのに気がついた。
そうしてから恋実は「ねえ。恋葉」と言葉を発する。
「着ている服を交換しない?」
「え?それはどういう意味?.....また悪い事?」
「悪い事じゃないけど私達が交換しあってから.....サポート混じりでお兄ちゃんに近付いてもらうのはどうかな」
「交換して近づいてもらう?それはどういう意味?」
「恋葉が私の代わりにドジってもらうの。料理とか。.....そしてお兄ちゃんが.....私達に近づいて来て手伝ってもらう.....そして私も触れ合うとかそんな作戦」
「良い作戦ですな。.....私は家事が全くできないしね。その間に恋実も触ると?」
「そだよ。良い作戦だよね。ささ。着替えよう」
浅はかな考えだけど。
それから私達は着ている服を交換しあった。
前にも言ったが私達はそっくりそのまま双子である。
僅かながら胸の大きさが違うかもだが.....全てが瓜二つの私達。
だからこそかなり悪巧みできる。
さて.....これでどう進むか。
私は思いながら恋実に眼鏡を渡して私はコンタクトをした。
ふふ。おにーちゃん。
覚悟してね。
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