8.深淵なる主題(テーマ)

 動機の設定はなかなかの難問のようなので、目先を変えましょう。本作のもうひとつの焦点、「人間とAIの関係に対する哲学的な問い」です。ここの成否が物語の完成度を左右しそうです。では、聞いてみましょう。



※※※


■私

本作では、「人間とAIの関係に対する哲学的な問い」が主要なテーマとなっています。具体的にどのような問いを発し、それに対し、本作品はどのような解答、もしくは示唆を読者に提示しますか?


■ChatGPT

本作品で探求される「人間とAIの関係に対する哲学的な問い」とその解答や示唆は以下のように構成されます。


【哲学的な問い】

1. 人間とAIの共存

問い:人間とAIはどのように共存すべきか? また、この共存は人間の本質にどのような影響を与えるか?

示唆:物語は、人間とAIが相互に補完し合う関係を模索する過程を描きます。AIは人間の能力を拡張するが、人間独自の感情や直感も重要であると示唆します。


2. 人工知能の倫理

問い:AIの倫理的な境界はどこにあるべきか? AIに与えられるべき権利や責任は?

示唆:物語は、AIが人間社会に与える影響を深く掘り下げ、AIにも一定の倫理的基準が必要であると示唆します。


3. 人間のアイデンティティ

問い:AIの進化に伴い、人間のアイデンティティはどのように変わるのか?

示唆:物語は、人間のアイデンティティは進化し続けるものであり、AIの進歩が新たな自己認識をもたらす可能性を探ります。


【物語の解答と示唆】

解答の提供:

物語は明確な解答を提供するよりも、読者に考えるための材料を提供します。登場人物の対話や内面の葛藤を通じて、これらの問いに対する様々な視点が提示されます。


【示唆の探求】

物語の展開は、これらの問いに対する一つの解答ではなく、複数の可能性や見解を探ります。読者は、登場人物の選択や結末を通じて、これらの問いに対する自身の考えを深めることができます。


【読者の参加】

物語は、読者が自ら考え、議論し、自分なりの答えを見つけるためのプラットフォームを提供します。これにより、物語は読者にとってよりパーソナルで意味深い体験となることを目指します。


このように、物語はこれらの哲学的な問いに対して終わりのない探求を提案し、読者に対して自己の価値観や信念を再考するきっかけを提供します。物語は答えを提示するよりも、より深い問いを発することに重点を置いています。


※※※



 やばい。上手くまとめられてしまったような(笑


 

 ……と、ここまで試してきましたが、これくらいの単純な使い方では、なかなか人知を超えたレベルの作品を作ってもらえなさそうです。

 冒頭に述べたように、プログラミングは人間より上手くできるのに、小説のストーリー作りはなぜ苦戦するのかというと、理由はひとえに「正解がある作業」と「正解がない作業」の差だと想像します。

 プログラミングにおいては、優れた技術者の書くコードは、自然と最適解に収斂していきます。一方文章創作では、想像力を働かせ、他者と異なるものへと発散ダイヴァージェンスしていかなければなりません。アプローチが真逆なのです。最初に気付くべきでしたね(苦笑


 かように、「正解がない作業」に関しては、まだまだ人間の活躍する余地はあるのではないでしょうか。「AIが次々と人間の仕事を奪い、最後に人間に残った仕事は『根回し』だった」なんて言われているのを見たことがあります。『根回し』と言うと印象が悪いですが、『合意形成』、すなわち人の心を動かすことと考えればどうでしょう?人心に働きかけ、揺り動かすことにかけては、まだ人間に一日の長があるように感じます。


 もっとも、今のLLM(Large Language Model、ChatGPTのエンジンのような、学習された大規模言語モデルのことです)の可能性はこんなものではなく、使い方(プロンプト、すなわちお願いの仕方)次第で、もっとエモーショナルで独創的な物語を作ってくれる可能性はあります。また気が向いたら試してみます。



 ストーリー構築はこれくらいにして、ここからは文章執筆の腕を見せてもらいましょう。

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