距離感
僕は、彼女との距離感が好きだ。
毎朝、僕たちはあいさつする。
おはようって。
でも、なかなか離れられないものだから、二人とも照れる。
そんな彼女が、ある日、怪我をした。
なんでも、高いところから落ちてしまったらしく、腕が変な方向に曲がっている。
でも、急いで治療を行ってきたみたいで、幸い、大事には至らなかった。
そんな幸せな日々だった、のに。
数年すると、彼女は消えていった。
代わりに、透明な薄っぺらい奴が、密着してよろしく、といった。
よっしゃ。今日から私、コンタクト生活だっ!
眼鏡だと、落とした時に変な方向に曲がって、大変だったんだよね。
なんか、コンタクトつけると、変な感じ。
目とコンタクトが密着していて、なんか、距離感?が変わったなぁ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます