第14話 クソメガネ、寝取られた?
「「「
……はい?
今、クソメガネって言わなかったか?
クエストをクリアすべく山賊のアジトに乗り込み、あとは山賊リーダーを一人残すのみとなったとき、複数の女性の声がクソメガネと叫んでいるのが聞こえた。
聞き間違いかな?
「
「
「
聞き間違いじゃねえな畜生!
なんでこんな異世界まで来てクソメガネ呼ばわりされなきゃいけねえんだ!
無性に腹が立った俺は目の前に立ちはだかる山賊リーダーの腹に全力パンチをくらわす!
「ふごっ……」
あれ?
腹パンをくらわせた山賊のリーダーがくの字になって崩れ落ちる。
名前 :サンデル・クンスト
年齢 :29
性別 :男
職業 :山賊首領(悪)
レベル:6
HP :3/27
MP :3/12
体力 :13
力 :15
知恵 :9
敏捷 :11
器用さ:8
魅力 :14
運 :12
カルマ:
状態 :悶絶(強)、瀕死
・魔物討伐数:9
・殺人数 :24
・強姦数 :26
・強盗数 :32
なんと、腹パン一発で悶絶瀕死?
これまでの山賊連中に比べればステータスは高いが、狼に比べればそんなでもない。
それに、なにげに苗字持ちは初めて見るな。
もしかしたら、いいとこのお坊ちゃんとかが道を踏み外したなれの果てみたいな感じかな?
「「「オー!
「ふごっ!」
少し惚けていたところに、クソメガネー! と叫びながら女性3人が俺の鳩尾めがけて抱き着いてきた。
「わたしたちを助けに来てくれたのね! あなたはわたしのナイトであり英雄だわ!ああ、なんて素晴らしいお方! クエッ・ツォ・メイガーニエー(栄光ある神に感謝を)!!」
名前 :マルヤ・ルイーセ・ラッヒェル・ハールトセン
年齢 :12
性別 :女
職業 :伯爵令嬢
レベル:4
HP :10/14
MP :0/14
体力 :8
力 :6
知恵 :18
敏捷 :12
器用さ:16
魅力 :46
運 :32
カルマ:|14(善)
状態 :崇拝(篠村基夫)、心酔(篠村基夫)、興奮(大)、妊娠寸前(着床初期)、性病(多数)、衰弱(薬物)。
・恋人(ご主人):1(篠村基夫:一方的恋慕、心酔、崇拝)
・経験人数 :6(非合意6)
○スキル
・細剣 Lv2
おいおい、12歳で妊娠寸前って。
多分、山賊連中に犯されて妊娠しちゃったんだろうな。可哀想に。
先ほどやっつけた6人全員に注ぎ込まれてしまったみたいだ。
他にもツッコミどころは満載だが、
ステータス高ぇな!
あれか? 貴族の血ってやつか?
なんでこんなステータスで囚われていいようにされていたんだという疑問が頭をよぎるが、衰弱(薬物)という項目から何らかの卑劣な手段で手篭めにされたんだろうという想像がついてしまう。
名前 :ディアンタ・ヘールス
年齢 :16
性別 :女
職業 :冒険者(護衛任務中)
レベル:7
HP :8/36
MP :0/24
体力 :21
力 :19
知恵 :10
敏捷 :19
器用さ:22
魅力 :32
運 :19
カルマ:|52(善)
状態 :崇拝(篠村基夫)、心酔(篠村基夫)、興奮(大)、妊娠寸前(着床初期)、性病(多数)、衰弱(薬物)。
・恋人(ご主人):1(篠村基夫:一方的恋慕、心酔、崇拝)
・経験人数 :4(非合意4)
○スキル
・大剣 Lv5
・体術 Lv4
・魔法(水)Lv2
おうふ。
ステータスもっと高え!
なんでこんな強いのに山賊ごときにヤられてるんだよ!
でも、(護衛任務中)ってついているな。
もしかして、さっきの伯爵令嬢を人質にでも取られてたのかな?
そしてもう一人。
名前 :クラシーナ・ファン・デル・ブルッヘン
年齢 :9
性別 :女
職業 :商人見習い
レベル:1
HP :3/8
MP :0/7
体力 :8
力 :4
知恵 :54
敏捷 :7
器用さ:32
魅力 :32
運 :65
カルマ:|2(善)
状態 :崇拝(篠村基夫)、心酔(篠村基夫)、興奮(大)、初潮前、裂傷(陰部)、性病(多数)、衰弱(薬物)。
・恋人(ご主人):1(篠村基夫:一方的恋慕、心酔、崇拝)
・経験人数 :6(非合意6)
○スキル
・算術 Lv6
・読心術 Lv2
・魔法(回復)Lv1
こちらは見た目通りの幼女さん? だ。
こんないたいけな子供も毒牙にかけるたあ山賊たちは本当に非道だな!
それにしても、この娘のステータスは特化した方向に高え。
才女ってやつかもしれん。
で、貴族のお嬢様にその護衛? そして商人の娘の3人。
おそらくは、この人たちの属していた集団が襲われて山賊の餌食になったのだろう。
ということは、他の人は全滅と思った方がいいな。
目の前でたくさんの家族や知り合いを殺されたり、大勢の粗野な男に輪姦されたりして、肉体的にも精神的にも
だが、俺も
幸い、山賊のアジトを壊滅させたことで今回のクエストはクリアだ。
うずくまっている山賊の頭を蹴り上げ、絶命させるとクエストクリアのウインドウが出てくる。
ここで日本に戻っても、こちらの世界では時間は進まないはずだ。
ならば、この3人を放置しても問題はないだろう。
◇ ◇ ◇ ◇
そして、日本に戻り、時計を見ると予想通り時間の経過はなく、寝入った直後の時間に戻ってきたらしい。
さて寝直すかとスエット上下に着替えたところで玄関の呼び鈴が鳴る。
時計はまだ20時を回ったところ。客が来ても不思議ではない。
「こんばんは。あの、これ作ってみたんだけど、よかったら!」
ドアを開けると、タッパーを手に持った梓さんがいた。
おお、手作りのおかずを持ってきてくれたのか!
俺はお礼を言いながらも中に入る様に促し、ふと彼女のステータスを見てしまった。
名前 :
年齢 :19
性別 :女
職業 :会社員
レベル:2
HP :8/6
MP :2/2
体力 :6
力 :3
知恵 :9
敏捷 :6
器用さ:9
魅力 :14
運 :12
カルマ:|2(善)
状態 :近眼、強い恋慕(篠村基夫)。
・恋人 :1(篠村基夫)
・経験人数 :2
あれ?
経験人数、増えてない?
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