#44 草薙龍瞬著 『ストレスと闘う日々にやすらぎを取り戻す 怒る技法』

草薙龍瞬さんの『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』を読みました。

その感想を下記に書いています。


https://kakuyomu.jp/works/16817330667423749057/episodes/16818093088105318114


『反応しない練習』を読んだとき、私は激怒していました。


で、少し悩んで、メールしてみたところ、期待しておりませんでしたが、お返事いただき、『怒る技法』をおすすめいただいたので、読んでみました。

多分、絶版になっているのかな?

Amazonで探すとなかなか出てこなかったんですが、今の私には必要だと思っていたので、購入して1節ずつ読んでました。


私の場合はすでに「無理解な他人に囲まれ」ていて、「放置しては苦しみが続く」のなぁと思ったので、「理解を求めて闘う」選択をしたのですが、よい選択をしたのかな、と思えました。




民間企業なら、怒るだけ時間の無駄かなぁと思います。

そもそも、ここまで理不尽なことってないんですよね。

古い体質の会社なら分かりませんが、民間企業の場合、肩書=能力である率がちょっと高いような気がします。

年功序列も残っていて、チャンスは順に与えられていくんですが、ダメだった場合、降格していきますんで。ずっとアカン場合は、倒産するし。




……地方自治体なんでねぇ。




『怒る技法』でも闘う場合は、頼り先に「行政」ってあるんですけど、そうなんです。行政なので、もう少しでいいから、ちゃんとしたほうがいいと思うんですよね。


年功序列な上に、普通は降格ってしませんから、肩書=能力じゃなさすぎて、ビックリします。それでいて法令で「上司の命令に従わなければならない」とある。

これ多分、地方自治の成り立ちが、アメリカ西部開拓時代の治安維持から始まったものを採用しているのもあるからかなぁと思っているんですけど。警察官とか、ダメでしょ。上官の命令を聞かないと。


でもね、今の地方自治体で、肩書がついてる50歳以上の人たち、メールチェックできる人わりと稀です。

メーラー開いてないしな。メールの開き方から教える必要がある人がいる。

40歳でも名刺交換の仕方知らない、上座下座知らないとか。

上司から二重敬語を使えと言われたこともあるし。

域外事業者にはやさしく、域内事業者には厳しくて平気、とかね。


特に一番下の話なんて、私からすると「誰の金で食ってんのよ?」と思うわけです。

「住民はお客さま」ってので「行政サービス」という言葉も生まれましたが、住民は「お客さま」であり「雇用主」では?

首長と議員さんは住民から選挙で選ばれているし。


首長が力があるのは選挙で選ばれた住民の代表だからでしょ?

その首長が任命権者として上司に権限を与えているし、普通に上司を尊重しないわけではありませんが……首長とは決定的に違いますよね。

なぜなら上司は住民に選ばれてないんで。

単なる「全体の奉仕者」のひとりであって、私はあなたのお金で食っているわけではない。

域内に住んでたら住民のひとりなので、「お客さま」であり「雇用主」にもなり得るんですが、それは私も同じです。


「上司の命令に従わなければならない」ってのは、地方公務員法32条なのですが、これ前半がある。「法令且つ上司の命令に従わなければならない」であって、前半グレーな命令とか、マジやめてほしい。

地方自治法第2条14項に「費用対効果求めて」って書いてるんで、この計算式すら分からない上司の言うことをそのまま聞けます?

しかも、私は、法令又は社会通念上ちょっとおかしくないか?ということに、意見を述べているだけで、命令は最終的に聞いていることは多いかと。いい感じにしてね。

域外事業者にはやさしく、域内事業者には厳しくて平気ってのも、むしろ我々、域内事業者のお金で食べてますから、域外事業者にきちんとお支払いする費用に対してパフォーマンスを求めるのがおかしいんですかね?


……てか、マジ、行政なのに法令すら読んでないからなぁ。

もちろん、業務に関係ある人は読んでるんですけどね。


田舎なんで、軽いセクシャルハラスメントも多いですしね。

年下男性を「青島くん!」って呼んでいるドラマが再放送されているうちは、問題ない程度ですが。


あと、契約書とか。

できるだけ、相手の権利を侵害しないであげてほしいし、かといって、住民にメリットのある交渉はしなさいよ。。。っての。




さらに、被雇用者については

「今、休職者が多いので、産業医面談の予約が取れない状況です」

っていうの。

産業医面談の予約が取れないってのも、季節変わるぐらい先になるらしい。


そもそもたいした長時間労働もないのに「休職者が多い」ってのは組織としておかしい。

「産業医面談の予約が取れない」から休職延長をさせられるって、それ組織都合の休職命令では?

1-2ヶ月程度ならならまだ分かるけど、季節変わるって、限度があるだろう。




私も、自分のなかの「怒りの感情」を自分だけのものとして解消するという方法もあると知ったんですが。

「離れる」とか「忘れる」とか。


でも、これはひとつの機会かも……と。

思ってしまったんです。

妄想かもしれませんが。




「地方創生」って言ってますけど、これ早く進めたほうがいいです。

人口ピラミッドでいうと、今のところ、2040年が一番しんどいので、いったんこの15年が勝負なんです。

地方分権が2000年でもう25年経ってこの進捗にも関わらず、あと、15年です。

時間がもったいないと感じます。


で、石破さんの方針だと、次年度から予算がさらにつくでしょ?

「域内事業者のお金で食べてますから、域外事業者にきちんとお支払いする費用に対してパフォーマンスを求める」ってことができない人が決裁者のままでいいのか?

お金の流れで言うと逆になるんでね。

大方東京の企業に還元してどうするんだい?


あと、「休職者が多い」って事実ね。

そら、私に対してされたようなことをするのは、ダメだと思いますよ?

パワーハラスメントとセカンドハラスメントのコラボですから。

ちゃんと数えたら、フィフスハラスメントぐらいあると思う。

多分、職員、自分がハラスメントを受けていることに気づいてないんですよね。

公務員なだけあって多くの人はとても真面目だし、新卒からこの組織に入るとおかしさに気づけませんから、自分を責めちゃうこともありますしね、休職すると。

役職者、基本担当者任せですから、「過大な要求」をしてるように見えることもある。


もちろん、この闘いは、私のためでもある。

死ぬ時まで怒っていても仕方ないんで、片付けられるなら片付けたい。

そのためには、できることをやりきる必要がある。

本に書かれているとおり、怒りながら死にたくないじゃん?

いや、一ヶ月前ぐらいに憤死しかけたけど。

「納得できるいい人生だったわ」と思いたい。




組織的に体感15年ぐらい東京比較遅れてますから、なんらか進めていきたいなぁと思っていたんですけど。

なんか当事者として巻き込まれてしまったので、労務問題から着手しようかなぁ、と。


できるだけのことをしてみるのはいいかも、と思えた本でした。

なにしろ、憤死しそうだったので、憤死避けられる程度に無理せず、闘ってみます。

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