第3話 女子会……する?
「女子会って何?」
これは僕のささやかな疑問によって教会送りになった時の最初の一言。
まさかこれによって死ぬとは流石に思わなかった。
ある日の昼のこと、僕が街へお買い物をしている時。
『ねぇ今度”女子会”しましょう』
『いいですわね。では今日の夜で』
街の住人らしき女性達が言っていたものを僕は不意に聞いてしまい、気になってしょうがないためシンシャに聞こうと家に帰ろうとしていた。
僕が教会送りまで残り3時間後。
シンシャに聞こうと思うと街から家までは遠いため自分でずっと思考回路を動かし続けていた。
(女子会と言うんだからもしかしたら何かの大会なのかな)
(いやあんな細いからだの人が言うんだから何かの儀式…)
※女子会です
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教会送りまで残り2時間後
「女子会って何?」
そして冒頭の言葉に入る。
「女子会って……何処で見つけてきたのその言葉」
「えっ街の女性達が喋ってたから……」
この反応だと、知ってるんだ。
流石シンシャ。頼りになる。
((まずい、これは教えてもいいものなのか。でもこれは伝統だから知っておいて損はないかな?))
※女子会です
「えーと、女子会って言うのはね…………」
私の地元では魔法使いの中の女性限定の、この中でいちばん強い魔法使いかを競い合い、時には地獄と化す競技。
言わいる女性の王者を決める伝統あるものね!なんであるかと言うと、男女だとやっぱり格差が出る時があるから平等に王者を決めれないから女子会というものが出来たのよ。
※女子会です
「時々負傷者が出るけど大丈夫よ!」
※女子会です
「……でも、女性達は魔法使いではなかったよ。それに闘うような雰囲気なかったし」
やっぱり何かの違う意味が…!
「チッチッチッ、カヤノス甘いわよ。女の闘いは外見では見えないものよ。きっと…」
きっと女子会の上を行く…!デスゲームよ!
「デスゲームってもう原型ないね」
「あたり前じゃない。それぐらいの闘いがあるって言うものよ」
なんだろう、凄いやりたくなってきた。
「僕もやりたい!」
僕は反省している。こんな事言うんじゃなかったって。
協会送りまで残り10分
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「君達死に過ぎな!」
「「すみませんでした」」
いつもお世話になっている教会の神父、ヒルさんにはじめて怒られた。
前日、魔法使いの女子会を挑戦した結果。
僕はアイアンーボールを連射し続けて、シンシャはポイズンアローを人を殺すかのような目で打ち続けていたため。
森に帰ると、家が所々壊れ、しかも森の木などが折れまくっていた。
勝負の結果は引き分けであった。
「僕のマイホームが…」「なんかごめん」
あとからおばさんに聞いたところ、女子会は別の意味だったらしい。
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