寝る時間を惜しんで読んだ良作

チートな能力をもった子供主人公が魔境開拓と内政に精を出し、保護者達は外交の3本仕立てで成長していく物語
魔境開拓、内政、外交と物語の中身がバリエーションが豊かなので読んでて飽き難い。また、3つのどれもが謎や発見に満ち溢れており読者に新鮮な楽しみを供給してくれる。

ストーリー ☆☆☆ 上記にあるようにとてもよし。内容もかなり厚みがあり紙芝居やメモ帖みたいなチープな感じもしない。かなりしっかりとした作り
設定    ☆☆☆ 基本的なところに矛盾などは無し。ただし主人公のMPの数値が適当だったところがある。物語の本筋には関係ないどうでもいい部分の手抜きだと思うので、手を抜いていいところを見極めて手を抜ける作者さんなんだと思う。
誤字脱字  ☆☆  脱字は少ない。丁寧な仕事をしていることがわかる。誤字は特定の漢字にだけ多い…というより作者さんが漢字を意味として理解していない節があり、間違って覚えている印象を覚える。といっても他の要素が高レベルにまとまっているためそれも作者さんの味として感じ取れる程度のもの。愛嬌といってもいい。例)者と物など
その他   ☆☆☆ 登場人物の言い回しなどで物語の雰囲気を演出する工夫がある。言い回しから彼らの価値観を感じ取ることが出来るだけでなく、読者の価値観と登場人物の価値観の違いから異世界であることを感じさせられる。

総評
この物語自体満足度の高い仕上がりだが、この物語だから読みたいというレベルを超えてこの作者の作品は読んでみたいと思わせられる。現状更新頻度も高いし、ここまでしっかり作る作者さんならよほどのことが無ければエタることも無いだろう。

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