6話 好み
「ごちそうさまでしたっ」
アップルパイを食べ終えて手を合わせた
「うん。とりあえずは
「……うん、
「良かった」
そう言うと、
大人になると、どうしても「後のこと」を考えなければいけない。この店を
すると、再びドアベルが鳴る。
「いらっしゃいませ――あ、
「ん」
左手に持った
服の
そして、今日は
「……ああ、あの子。神社で、会ったよ」
「マジで」
「うん」
聞けば、どうやら退店後に神社を
「――で。服に、ついては」
本題を忘れるところだった、と
「別に、いきなり……変える必要も、ないでしょ」
その言葉に、
「あ……そっか」
「なるべく、自分の好みを、大事に、しなよ」
勝手知ったる仲の
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