第4話 イチゴのタルト
「お待たせしました。春のスイーツ、イチゴのタルトです」
「ありがとう。わあ……」
「
『そういえば、あの
「えっ」
「味、どうかな?」
ニコニコと向かいの席に
「お、
昔も、親しい
「あはは、さっきまでちょっと気まずかったから。昔から
「(やっぱり気付かないでいて……!)」
再び告白しようにも、その道のりは長く感じられた。
「……はぁ」
フォレスタで会計を済ませ、外に出た。良い香りの店内とは
「久々に、森宮神社行こうかな……」
しばらく歩いた先にある、土地神ながら
多様性がどうとか気にしたことはなかったが、考えてみれば『フォレスタ』ほど見た目にも
「
森宮神社に
「……あ」
「こんにちは……」
「えっと、お参りしたら、おみくじ引いて」
それを言うだけ言って、
周囲を
「(
これが
――リン……
「おみくじ、100円か」
代金を箱に入れ、一枚を取り出して開いてみた。
「
今の気持ちからするとそんなものか、とおみくじを
「神社も、また来ようかな……」
そんな風につぶやきながら、
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