第3話 自慢のスイーツ
「(
……と、
「お待たせしました。ダージリンティーです。……良かったら、何かスイーツも
「あ……うん、ちょっとメニュー見てみる」
「はーい、ごゆっくり」
手をヒラヒラさせて
「(……もっと
「春のスイーツ……イチゴのタルト。――これにしよう」
手を挙げると、すぐさま「はーい」と明るい声が返ってきた。
「何にする?」
まっすぐ
「春のスイーツで。……作ってるんだっけ?」
「そ。ちょっと時間かかるけどお待ちくださいっ」
思ったよりフランクに接してくれてホッとしたところで
「(そういうのズルいよ……)」
思わずキュンとしてしまった
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