社畜、決断する
第11話 社畜は仕事を休めない
・・・月曜日の朝が来てしまいました。
それでなくても憂鬱なのに、一晩中夢の中でダンジョンに
ようやく会社に
社長様の次女様こと
「おはようございます。
「あ、おはようございますわ。・・・センセ、もしかして」
形のいい眉を
そして彼女が僕に向かって『センセ』と話しかけるのは僕が指南役だからであって他意はないんです。これに関しても
僕個人とすれば、わがまま放題だと有名だったから誰も立候補せずに貧乏くじが回ってきただけでしたから何も嬉しくはないんです。
早いトコ婿さん見つけて寿退社をして欲しいんですけどそれを口に出すのはセクハラに当たるとかでNGなのが残念だったりするんです。
誰得な情報ですが彼女は秘書室長と言う役職を与えられていますが部下はいません。秘書ってのは他に取締役にはそれぞれ一人から3人ほど付いていますけど秘書室の所属ではなくて取締役の直属ですからね。一応次期社長としての修行中らしいのだけど、もし彼女が社長になる日が来るとするならその日は会社の命日だと僕は言いたいです。
「麗奈様って方をご存知ありませんの?」
何を藪から棒に、女性の名前でしょうけど知り合いに『れいな』なんてしゃれた名前の方はいなかったと思いますけど?
キョトンとする僕の表情にやや安心した様子で
「そのご様子だと人違いのようでございますわね?
おかしいとは思ったのですわ、だってセンセがダンジョンにやってくるなんて。
どう考えても別人ですわよね」
え?ダンジョン?・・・れいな・・・
「もしかして、『栄光の片翼』の麗奈さん?」
「まさか!ご存知なのですか?わたくしの親友の麗奈様を!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます