設定資料
世界観設定
世界観設定です。
興味ない方は読み飛ばしてもOKです。
・世界観、用語
〈この世界について〉
「ナラタケ・ジ・アース」により、キノコに支配された未来の地球。
巨大キノコが生えている「キノコの森」と、塵になった胞子が砂のようになった砂漠が大部分を占め、その狭間でサイボーグになった人間が都市を作って細々と暮らしている。国家は滅び、都市毎に自治が行われている。
キノコの森は徐々に拡大しており、そのうち地球全てがキノコの森に包まれる運命だ。
大昔には吸血鬼や妖怪がいて、魔法や魔術も存在したらしいが、今は見る影もない。
〈ナラタケ・ジ・アース〉
現在の地球の支配者。特殊な胞子により動植物に寄生、強制進化させ、支配している。その胞子は既に地球のすべてを覆ってしまった。
意思があるという噂もあるが、その目的は不明。
吸血鬼がその胞子を吸っても寄生はされないが、常時継続ダメージと全ステータスデバフみたいなことになる。
〈キノコ
「ナラタケ・ジ・アース」の胞子に寄生された動物。凶暴化し、周囲の動物を襲いながら胞子をばら撒いて仲間を増やそうとする。
寄生された状態で繁殖し、その子供は生まれた時から遺伝子レベルで別の生き物になっている。巨大化したり、特殊な行動をとるようになる場合もある。
死体も寄生されるとキノコ獣として蘇る。
〈キノコ人間〉
「ナラタケ・ジ・アース」に寄生された人間。知的生命体だからなのか、一般的なキノコ獣とは少し違う変化をする。変化には個体差があり、ゾンビのように意識がなく、闇雲に他の人間を襲うキノコ人間もいれば、しっかりとした意志があり、他のキノコ人間を統率するような個体もいる。いずれにしろ、キノコ人間化する前の人格は残っていない。
〈サイボーグ達〉
全員元人間。
「ナラタケ・ジ・アース」の胞子が地球を覆う前にサイボーグ化することで生き延びた人たち。今生き残っている人口がどのくらいかは不明。
残っている人間の部分は脳と脊髄のみ。
胞子やキノコ獣から身を守るための「スキンバリアー」は標準装備だ。力も強く、その辺の一般人ですら弱体化した吸血鬼よりは強い。
定期的なメンテナンスをしないと生きていけない。
子供は作れない。生まれたそばからキノコ人間化してしまうからだ。新生児のサイボーグ化も、負担が大きいので出来ない。安全にサイボーグ化出来るのは六歳から。
〈スキンバリアー〉
サイボーグの標準装備。サイボーグの肌表面に張り巡らされている。
「ナラタケ・ジ・アース」の胞子が体内に侵入するのを防ぐ。外部からの攻撃に対しても効果があり、キノコ獣の爪や、牙、一般的な刃物は通さない。ただし、熱や衝撃は防げないので注意が必要。
また胞子に対する防御も完璧ではなく、胞子濃度が高い環境にいれば少しづつ体内への侵入を許してしまう。
そのため、サイボーグは定期的なメンテナンスが欠かせないのだ。
〈減菌フィールド〉
スキンバリアーを空間に展開したもの。サイボーグの大規模メンテナンスや、整体部分の治療はこの中で行う。
広い空間にバリアーを維持するのには膨大なエネルギーが必要であるため、一般的には大きな都市にしかない。
完全な無菌には出来ない。出力を上げるとより無菌に近づくが、必要なエネルギーはさらに増大する。
〈無菌郷ステライル〉
この世界のどこかにあると言われる、胞子の飛んでいない場所。
そこでは生身の人間が暮らしているという。
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