空が蒼く凍るから

空が蒼く凍るから、

僕は空を見上げない。

いつも傘を差して歩いている。

傘を下ろしてしまったら、

きっと雨が降り出すから。


空が蒼く凍るから、

僕は空を見上げない。

いつも早足で歩いている。

立ち止まってしまったら、

きっと雷に打たれるから。


空が蒼く凍るから、

僕は空を見上げない。

いつも俯いて歩いている。

見上げてしまったら、

きっと太陽に目が眩むから。

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