夢夜

夢破れて空は蒼

凍える風のなすままに

侘しく佇む刹那の歴史

虚ろな眼差し何処へ行かん

擦れた慟哭何を呼ばん


夢破れて空は蒼

猛き群れの波に揺れ

愚かに惑うか細き骸

震える指先止まらぬ鼓動

汚れた掌染まれぬ心


夢破れて空は蒼

まどろむ意識のなすままに

悲しく潜むかの面影

虚ろな眼差し遠くを見つめ

擦れた慟哭愛を呼ばん

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