第3話

「ともかくさあ、まずネット小説

からでもチャレンジしてみなよ」

アガサが上から目線でいった。

アガサはもうネット小説を書いていて

それなりの読者の支持を得ている

らしい。

らしいというのは、しゃくにさわるので

カネジはアガサの作品を読まないで

おこうと決めていたのだ。

「アガサはどんな小説かいてるの」

「ウーン、恋愛もの。財閥のお嬢様が

タイムスリップして西郷隆盛と恋に

堕ちる話」

「なんだか、おもしろそうね」

「で、しょう? ねっ、カネジも書いてみなよ」

「でも、やっぱり恥ずかしいし」

「カネジ、ほんとに小説家になる気あんの?」

アガサが腕組みしておかんむりになった。


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