全ての始まり
これまでは試験を受けていた。未雷は合格。階級は甲乙丙丁のなかの乙。中の下といったところであった。
「これから育成校で公務をしながら学んでもらう。それと昨日の試験の場所なんだが誰も知らないはずだ。なぜやつらが来たのか調査中だが、くれぐれも気を抜かないように。」
「分かりました。」
それから任務だった。内容はアクトの乱用だった。
「任務では三人一組で行動する。任意のペアでもいいが最初1ヶ月は俺が決める。いいな。」
「はい」
「1班、未雷、水月、氷織。
2班、炎廻、海波、草太
3班、罅冶、風牙、輝・・・
この中で今回任務をするのは1から3班だ。残りはここに残って訓練の教官を決める。」
未雷たちは外に出た。アクト乱用アクトを使用すればそこに微かな粒子が残る。それを専用の機械でたどり犯人を捕まえる。そんな任務だった。
30分ほど歩いたとき。手元の機械から警報のような音がなった。アクト使用後の粒子を読み取ったらしい。
「みんないくよ。」
「おう」
そういって1班の面々は走り出した。五分ぐらいして、よりはっきりとした反応が見られた。
「ここだ。レーダーは2時方向を指している。総員対象捕獲準備。まずは俺が出る。出来れば平和的解決だ。」
「了解」
「すいません。」
「なんだお前。ここの者じゃないな。」
「養成学校から来ました。乙階級の未雷です。」
「なるほどアクト使用したものがここにいると。」
「はい。外で乱用していると通報がありまして今回、来ることになりました。」
「そうか。さっき出ていったやつらの名簿を渡しとく。あとは好きにしな。ここのなかでの戦闘は禁止だよ。」
「了解です。」
五分後、より反応が強くなり犯人が見つかった。
「ここがばれたか仕方ない。」
「逃がすか、
輝け、筋に響きし導となれ。」
未雷が加速し、犯人に追い付く。
「凍てつけ、地に這いする盤となれ」
犯人もアクトを使い加速する。
その抵抗もむなしく捕まった。
「氷織拘束頼める。」
「任せて。でもさっき氷使ってたよ。」
「そっか。じゃあ俺が常に電気流すしかないか。」
「なるほどフルアプライと同等の身体能力を持ちつつアクトを使用するか。」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
新情報
__________
フルアプライ
完全にアクトを使えない人のこと身体能力が高くなる。
バイオアクトやフルアプライは関係なく全員ほぼ戦闘力になる。頭のよさや身のこなしからしかつよさはわからない。
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