最強の停止

「見つけたぞ勝ち筋を」

「そうかい。なら潰させてもらう。」

言い終わる前に既に走っている。

「輝け、物質同士の綾となれ」

そういって地面に電気を流す。

「何をしているんだ。こっちからいくぞ。」

未雷の手に黒い塊が付き始めた。

「なんだ。その程度か。」

「電気は磁力を持っているからね。これをこうするんだよ。」

電気を纏った蹴りが繰り出される。相手はアクトを纏って身体能力を強化している。アクトを解けば未雷のほうがより身体能力が高い。

「重い。どうしてなんだ。黒いのを纏った程度で。」

「砂鉄さ。言ったじゃないか電気は磁力を持っているって。それにアクトが俺より強いからね。君に移るってわけ。」

アクトを解けば未雷の勝ちは決まる。しかし、アクトを解かなければこの数十Kgの砂鉄がついている

「俺の負けだ。」

これで残りは未雷達を含めて3チーム残り時間約3時間

「残りの気体はどれくらいだ。」

「あと2個だよ。」

「ならここで1個使おうか。敵を誘き寄せる。」

ドゴォォォォォン

「敵だ。守れ。」

「轟け、地と共に爆ぜ振れろ」

辺りが揺れる。

「水月水を撒いてくれ。」

「分かりました。」

水が巻かれる。ここは海に近い。塩が採れる。

「息を止めろよ。」

そういって全員の口元を氷で塞がせた。

「なんだこれふらふらする。」

塩素の毒性だった。

「塩化ナトリウムの電気分解だよ。これで終わらせるよ、最大出力ハンドレットボルテッド。」

塩素が辺りを被う

「さてこいつら背負ってここから逃げるよ。水のバリア頼む。」

「わかった。後でここに導線引っ張って燃やすから。」

「どうしてだ。それは塩素爆鳴気といって日光でも燃えるやばいのが発生してるからさ。それが燃えると塩酸でお馴染み塩化水素ができる。」

「それは不味くないですかね。」

「だからさ。さっきそこで拾った砂鉄があるから落としながら移動する。」

「ここら辺でいいか。それじゃあ点火。すぐに回収しに行くよ。氷準備してね」

「もうしたよ多分言われると思ったから。」

「さすがに2日の付き合いだ。わかってるね。」

塩化水素の回収を終えた一同は残り1つのチームを探していた。

「終了です。」

そして試合が終わった。

「チームごとに得点を言いますんでよろしく。」

優勝は氷織、水月、未雷の三人だ。ポイントは1200ポイント

配点は

チーム壊滅ポイント800生き残りポイント400だった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

島から出港しようとしたとき。だった周りが赤黒い霧に包まれた。

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