正と負の干渉

2回戦2日目

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「朝が来たぞ起きろ」

「わかった。今日は仕掛ける日だよな。」

「ああそうだ。今日は昨日作ったソニックキャノンを使う日だ。」

「確認するけど何を飛ばすんだ。」

「そういえば言ってなかったか。今回飛ばすものはないぞ。そろそろ出発するか。」

「了解。」

出発してから3分ぐらい歩いた時だった。轟音が鳴り響いた。

「敵だ、4時方向から音がしたぞ。」

「人数は」

「分からないただ火と水の敵であることは確かだと思う。」

そうして3人はソニックキャノンを構える。

「さあ行くぞ発射。」

ドゴォォォォォン

そんな音が鳴り響く。

「成功だ、もう一発行くぞ全員2時方向へ走れ。」

「了解」

ダメージはありそうかと確認をする。

「二人とも耳を抑えている。一人は先ほどのもので隙をつかれて戦闘不可になっている。」

「もう一発行くぞ。合図をしたらこの茂みから出て相手に奇襲をかけてくれ。」

「行くぞ3・2・1」

ドゴォォォォォン

相手はやはり耳を抑える。また今回は直撃したらしくかなりのダメージだった。

「凍てつけ、虚をも壊する冷となれ」

パキパキと音を立て周りが凍り始める。

「さてリーダー、アクトの媒介となる手と足を完全に凍らしたよ。」

「慈悲すらないのか。攻撃の手段をつぶすのは。」

「戦け、万物を熔かす炎となれ」

「まずい、伏せろ。」

間一髪少し服が燃えたくらいだ

「相手はバイオアクトだ。ここからは全員で行くぞ。」

「輝け、物質同士の綾となれ」

「逆巻け、圧されし刃となれ」

「凍てつけ、虚をも壊する冷となれ」

3人で交互に攻撃し相手の疲労をためる。何分続いたのだろうかそうしているうちに、太陽は高くなり始める。バイオアクトの高出力を何十分と使った反動が出始めた。

「反動が出たぞ、全員畳みかけろ。」

「逆巻け、圧されし刃となれ」

「輝け、物質同士の綾となれ」

「凍てつけ、虚をも壊する冷となれ」

そうして水に電気を流され拘束されているうちに氷漬けにされた。

「勝ちだ。」

「次のターゲットに移るぞ。今度はバイオアクトに当たらないようにしないと。」

「奇襲だ気体の入った氷をくれ。」

「これだ。」

投げられた氷のボールに電気をそのまま流す。パァンという音を立てて氷が割れる。

「怯んだ、一人につき一人ついて戦闘を始めろ。」

「分かった。」

「輝け、不導を通る霹となれ」

「雷か相性悪いな。」

「詠唱から俺よりも圧倒的に上のアクトだ。」

ならと周りを見る。逃げるかどうするか。

「見つけたぞ、勝ち筋を」

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