第7話:俺の推しの推しが俺

「俺帰還ー」

「お帰りなさいお兄ちゃん今日もかっこいいね!!あれ、なんか今日機嫌良いね何かあった?もしかして私が家で待ってるっていう事実が嬉しかったの……!?嬉しい……♡」

 家では妹がまたよくわからない日本語のようなものを喋っていた。俺はいつも通り無視して自室へと向かった。

「あぁお兄ちゃんったら照れちゃってるんだねかわいい私が一生守る……♡」

 何処をどう見たら照れてるって思えるんだよ。

 守るも何も、お前が危害なんだわ。


「はぁぁぁーーーーーーーー癒やしーーーーーーーーーーーーーー!!」

 俺の部屋はぺるたそグッズで溢れている。つまり部屋に入った途端幸せ空間___正に天国。ぺるたその直筆サイン入り色紙(5名限定)やクラファン支援者限定直筆手紙(3名限定)とかもちゃんと額縁に入れて飾ってあるし、缶バッチやアクスタなども一つ一つ丁寧に透明な箱に入れて壁中にぎっしりと詰めて置いてある。

「よし、今日もアーカイブ見___って、ゲリラ配信!?俺がPC起動した瞬間!?……これはマジで運命かもしれん……」


 ゲリラ配信が始まった。うわああああああああかわいいいいいいい好きいいいいいいいああああああああああああああああああああああああああ


 おっと失礼。


「こんぺるー!!」

 ぺるたそがそう言った瞬間コメ欄に大量のこんぺるが投下される。勿論俺もスパチャで投下した。

「みんなこんぺるありがとー!あ、ゆうたさん今日もこんぺるスパチャありがとう♡」

 うわああああああああああああお名前呼ばれちゃったよ天使かな!?!?今日もしかして命日!?!?!?!?

「ゆうたさんいっつもこんぺるスパチャ真っ先にくれるよね、本当にありがとう〜!いつもそのお金でお菓子買ってるよ!!」

 ……俺がぺるたそのお菓子代を貢いでいるということか。つまりこれは俺が養っていると言っても過言では無い……!?(過言です)

「あ、七無しさんスパチャありがとです!えっと……今日私の部活にぺるたそっくりの子が来ました。もしかしてぺるたそ御本人様ですか!?……あ、それもしかしてぺーるかも……!!ぺーるね、この間やっと学校行けるようになったの〜!」

 そういえば昔持病で学校保健室にしか行けてないとか言ってたな……



 やっぱり椿はぺるたそかもしれないという仮定はもう既に事実なのでは……?

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ギリギリ合法ロリ(推し)が俺の嫁に立候補した件 めろ(^ ̥_ ̫ _ ̥^) @mellows1001

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