三
「そいや、お前今何やってんの?」
彼はいつもは夕方には帰ってきている
「いやー。あのさ、俺、組織立ち上げようとしててさ。……お前も知ってるだろ?“
「あー。なるほどねー。そいや、会ったよ。旅の途中。」
「どうだった?」
「んー。まだ隠れてる。けど結構大きかったな。たぶん場所の
玉葵はなるほど、とうなずき
「そこも回収に行ったほうがいいかもな…。ところで総、お前も入る気ないか?名前を貸してくれればいい。人数が少なくてな…。まあ、たまに顔を出してくれるといいんだが。どうだ?」
彼は空を見ながら暫く考えていた。――
「なるほどな―――。いいぜ、俺も入る。たまに顔を出せばいいんだな。やってやるぜ。にしてもお前、いつから気づいてたんだ?」
「俺をナメんなよ、総。ところで、旅の途中にあったとかいうやつ、何処いるんだ?まず分かる範囲から人を集めていきたい。」
「んー。気を探せばいけると思うけど。ちょっと待ってろ。」
彼は暫く目をつぶっていた。
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