第16話 金髪の女性
春太は部屋に入り休憩する
余計なものはない整った部屋
「取り敢えずゆっくり休もう、もうヘトヘトだ」
明日から学園での勉強が始まる
必ず強くなり世界を平和にしてやる
春太は少し仮眠をとった
2時間ほどで目を覚ましベットから起き上がる
「少し仮眠して疲れ取れたな、制服はちゃんと準備されてる、食堂とか無いのかなお腹すいた」
俺は部屋を出て寮の中を散歩し始めた。
やっぱり寮の中に何があるのか気になる
疲れはあったが好奇心が収まらない
「やっぱり知らない所を散策するのはワクワクするなぁ、アルネ先生食堂の事とか全く話してなかったし」
しかし初めての場所で学生食堂などにたどり着ける訳はなく気づいたら外の広場まで来ていた
日は落ちてすっかり夜になっていた。
もう広場に生徒はいない皆んな自分の部屋で休んでいるのだろう
「結局食堂とか見つからなかったな、なんか外に来ちゃったし、」
静かな夜だった辺りには無駄な光は無く空には星が輝いている。
こんなに綺麗な星空はなかなかお目にかかれない空を見上げて星を眺める。
「綺麗な星空だな、こんなに綺麗な星は初めて見た。」
星を眺めていると広場に人が1人やって来た。
こんな時間に寮から出て来る人がいた
きっと星空を見に来たのだろう
来た人を見てみるとサバイバル試験の時にいた人だった。
合格した時にもその場に居たので春太と同じクラスの生徒という事になる。
春太はその人に話しかけた
「君サバイバル試験の時にいた人だよね?」
彼女は話しかけた春太に気付く
彼女も春太には見覚えがあったようで話してくれた。
「そうだよ、そう言う君も試験にいたよね?」
「覚えててくれたんだありがとう!」
「星空を見に来たの?君は」
「俺は散歩がてら広場に来たら星が綺麗だったから」
長い金髪に碧い瞳をした綺麗な女性
その姿はとても美しく気品に溢れている。
「明日からお互い頑張りましょう」
「もちろん!これから学園で強くなる!」
「君は何の為に強くなりたいの?私凄く気になる」
「俺はある奴を倒す為に強くなりたい!そいつには一度会った事があるんだ」
「その人は悪人?魔族とかな?」
「そこまでは分からない、でも魔族だと思ってる」
「魔族は滅ぼさないといけない、この世界の常識だもんね」
この世界では魔族は滅ぼさないといけない
その昔魔王は世界を支配していたそんな世界を魔王の支配から解放したのが天使である。
「そうだな、世界を魔族の思い通りにはさせない!」
すると女性は奇妙な事を言い出した。
「さっきから気になるんだけど、君から魔族の魔力を感じるのは何で?」
目付きが変わった
「どうゆう事?俺に魔族の魔力があるって事?」
「さぁ?私にも分からない、けどね魔族は殺すその意味分かるよね?」
女性から殺意を感じる先程まで笑顔だった彼女は今は怒りに満ち溢れている。
「君も魔族なの?その場合私はこの場で貴方を殺す!」
「ちょっと待ってくれよ!?俺は魔族じゃないただの人間だ!」
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