第10話 試験開始!
「楽しみになって来た!」
「私も頑張らないと!」
今から試験が始まる
この森の中を上手く使い戦略を立てないと魔術の使えない俺やシノは勝てないであろう
「では只今より試験を開始する!君達には残り人数が30人になるまでこの演習場で戦ってもらう、私の魔力感知魔術で戦闘不能と判断した者は失格とする失格になった者は私のテレパシーで伝える人数は私の感知魔術で常に確認する30人になった時点で終了だ!」
戦わなくても残ってさえいれば試験には合格出来る。
「相手を殺すのは禁止だ!分かったか?」
殺すのは禁止、当たり前だろう殺されたらたまったもんじゃない
「各自森に散れ!私ば始めと言ったら試験開始だ!尚他の受験者と手を組むのも禁止だ!」
受験者が一気に森の中へ走っていった
俺たちも早く行かないと
大きな木が沢山ある深い森とても広い演習場だ
「俺たちも行こうシノ!」
「ハルタ君お互い頑張ろうね!」
俺とシノは反対方向へ走っていった
まずは安全なところへ移動しよう
森を生かして戦おう
「森へ入ったはいいけど何処へ行こうか?とりあえず大きな木がある所へ行こう!」
他の受験者も俺の動きを確認してくる
全員が敵になるんだ警戒するのは当然
俺も相手の動きを確認しながら進まないと
「かなり大きいなこの演習場、さすがだな」
森の中には入って少し時間が経った
もう俺の周りには受験者の姿はない皆んなある程度場所を決めたのだろう
「試験開始!」
試験開始の合図が演習場に響き渡る
試験が始まったもう出会う人全員が自分の敵
出会ったら即勝負が始まる
「始まったか、気合い入れて頑張らないと!」
体から汗が噴き出してくるような緊張感
でもルミアを前にした時ほど怖くはない
あの時に比べたら全然大丈夫!
「ルミアと会った時に比べたら全然怖くない、俺は勝てる!」
試験が始まり少し経った時ドカン!!と大きな音が聞こえて来た
もう誰かが戦い始めている
魔術を使用したのだろうあんな音は魔術じゃないと絶対に鳴らない。
「もう戦いが始まったのか?周りを警戒しなきゃ!」
その音を始まりに周りから大きな音が鳴り始めた。
「まずいまずい!」
俺は近くの茂みに身を隠す
茂みの中に身を隠して様子を伺う
下手に戦って体力を減らすのはかなりマズい
「ここから様子を見て作戦を立てよう」
人の気配はしない近くには人はいないようだ
「魔術使えたら全然戦えるのに、」
隠れている茂みの近くで足音が鳴った
「?!いるっ!」
俺は急いで茂みを飛び出した
いたのは1人の受験者
目が合ってしまった逃げらる雰囲気ではない
「フレアボール!」
いきなり魔術で攻撃を仕掛けて来た
火属性の魔術だろう火球は俺目掛けて飛んでくる
だが避けられないほどではない
タイミングを合わせて火球を躱わす。
「あぶねっ!!」
当たったら怪我どころじゃ済まなかった
この程度の相手なら俺でも戦える!
「くそっ!もう一回フレアボール!!」
また同じ手だ、またタイミングを合わせて避ける。
避けながら走って相手との距離を縮める
いける!
「今度はこっちの番だ!!」
拳を握り締め相手に突進して行く!
近距離の戦いなら俺の方が強い
「オラァ!」
俺は相手の顔目掛けてパンチを出す!
「っ!ウインドシールド!」
防御魔術!俺のパンチは魔術で塞がれた
風の魔術だからだろうか?シールドの周りを覆っている風により俺は少しふらつく
「フレアボール!」
「くそっ!」
これは避けられない超至近距離からの火属性魔術当たったら俺は大ダメージを受けてしまう!
「うわっ!」
至近距離で直撃してしまった。
今まで味わった事ない痛みと熱さ
俺はその場に倒れ込んでしまった。
「(痛いっ!ダメだ立てないっ!)」
「僕の勝ちだ!殴りかかって来やがって、魔術使えないんだろお前、魔術も使えない奴が僕に勝てると思うなよ!」
相手は勝ち誇った顔で言ってきた。
俺を背を向けてその場を立ち去ろうとする
勝負に勝ったと思っているのだろう
「魔術は凄いな、物凄い威力だ、だがな、まだ負けてない、」
俺は立ち上がった!
相手は立ち上がった俺に気付いていない
今がチャンスと思った俺は力を振り絞り走り出した。
「まだ勝負は終わってねぇんだよ!」
相手の後ろから後頭部は強烈なパンチを出した
背後からの攻撃だった為相手は避けられなかった。鈍い音と共に相手は倒れて行く
「不意打ちみたいでごめんな、」
「お前っ、何で立てるんだよ、」
「負ける訳には行かないんだよ!」
「僕だってまだ立てるぞ!もう一発僕の魔術を喰らわせてやる、」
相手もこの学園に入学したい思いがある、お互いダメージを負いながら立ち上がり戦いを続ける。
「フ、フレアボ」
「遅ぇんだよ!!」
魔術を使う前に俺は相手を殴り飛ばした
決着!俺の勝ちだ!
相手は倒れて気絶してしまった、
「ハァハァ、強かったよお前は、」
魔術が使える相手に素手で勝利した
こちらも限界だが取り敢えずまだ試験は続けられそうだ
相手を倒して少しした時、
「残り50名」
「試験官の声だ!残り50人、もう30人くらい減ったのか?まだ試験が始まってそんなに時間経ってないぞ!」」
残り50人早くも30人ほどが脱落!
「多分1人相当強い奴がいるな!一気に受験者を倒している!」
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