第9話 サバイバル試験
「サバイバル試験?」
「魔力量を測るんじゃないの?」
俺とシノは困惑した
一体どんな試験なんだサバイバル試験!
「今からここにいる全員を学校の演習場に連れて行く、そこで残りの人数が30人になるまで生き残ってもらう」
生き残る?ここにいる人数は200は超えているそこで30人になるまで生き残る脱落者は死ぬのか?
「敵は何なんですか?」
受験者の1人が試験官に問う
試験官はニヤリと笑いながらこう言った。
「敵は自分以外の全員だ!入学したければ相手を倒し生き残ればいいそれだけだ」
バトルロワイヤル形式か
「魔術が使えない者も同じくこの試験をする事になる辞退するなら今の内だぞ、魔術が使える相手に使えない者は基本勝てないからな」
これはかなりまずい事になってきた
この試験を魔術が使えない者が受ければ基本生き残れない最悪の場合怪我どころじゃ済まなくなる。
「俺は辞退するぞ、」
「俺もだ、死んじゃうよ、」
「私も無理!」
次々と試験会場を去っていったきっと魔術が使えない人達だろう。
「シノ、君は無理しなくていい」
シノも魔術が使えない危険だ!下手したら命が無くなるかもしれない
「私は受けるよ!」
「怪我じゃ済まなくなるかもしれないんだぞ!」
シノを危険な目には合わせたくない
「私は強くなってお父さんを手助けしたい、だから残るよ!」
シノにも目的がある目的は違えどお互いにやるべき事がある
シノの本気の目を見て俺は辞退をするように言うのを諦めた。
「そっか、ならお互い頑張ろう!」
「うん!私頑張るよ!」
「2人で絶対入学しよう!」
演習場へ移動し始めた
残った人数はおよそ80人、ほとんどが魔術が使えなく辞退してしまった。
「あんた達まだいたの?」
演習場へ向かっているの何処かで見たことのある子が話しかけてきた。
「あぁ、さっきの子」
さっきの上から目線の女の子
また何か言いに来たのか?俺とシノに再び話しかけてきた。
「さっきの子ですって!私にはアンってちゃんとした名前があるの!」
「アンちゃんかよろしくね!」
「私シノって言いますよろしくお願いします。」
「貴方達も残ってたのね、とっくに辞退したと思ってたわ!」
これから試験だと言うのにあまり会いたくない奴にまた会ってしまった。
「俺は入学したいから試験受けるよ!」
「私も入学したいから」
「いいわ!私が貴方達を倒してあげる!」
多分今ののままでは勝てないと思うこの試験中になんとか対策しなくては
「俺も負けるつもりはないよ!」
「私も負けないよ!」
「私と戦うまで負けるんじゃないわよ!」
必ず試験で戦う事になるだろう
30人になるまで何とか生き残り絶対に入学してみせる。
アンと別れて演習場まで歩いて行く
今日はすごく暑い体力的にも戦いすぎると体力的にも辛くなる。
なるべく連戦を避けて立ち回ろう
しばらく歩いてやっと演習場へ辿り着いた
演習場は大きな森のような所だった。
森であれば隠れる場所も多いだろう
「ここで試験をするのか?楽しみになって来た!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます