明日はきっといい日になる

「ということで本題なんだが。ここに来る少し前謎の少女に話しかけられた」

「うん?何ももったいぶる話ではないような」

「最後まで聞いてから考え直してくれ」


ここに来る前の一連の出来事を話した。


「ふむ……後ろから肩に手を置かれて、振り返ったけどもういなかった、ってところが気になるな」

「空間移送装置を自身に使えば瞬間移動ができなくもないが、それなら攻撃隊員に絞られてしまう。隊員に女性は少ないし、私にはもっと幼いような声に聞こえた」

「なるほど。んで?僕は何をすればいい?」

「明日の24時、私と共に礼拝堂に来てほしい」

「う~ん……?人数は問題ないらしいけど、僕がいる必要性ある?」

「なかったら呼ばない。昔のことをより詳しく知るユズラがいた方が良いと思った」

「分かった。忘れてなかったら行かなくもない」

「…………忘れないでくれ。頼んだ」

「んー」

そう言ったユズラの後ろ背で三つ編みが揺れる。

「その三つ編み、重そう」

「へいへい」


~…~…~…~… ・ …~…~…~…~


「待たせた」

「なんてことない。私はまだ調査を進めてもいいが……お前は休んだ方が良さそうだな」

「そんなにか?まあ、お言葉に甘えるとしよう」


部屋に戻って、ポスッ……とベッドに座る。

帰ってきて休んだ瞬間に疲れがドッと来るのは何故なのだろう。


「今日はゆっくり休めよ。私はまだ仕事が残っているから外すが、何かあれば呼ぶなりしてくれ」

「ああ、ありがとう」


~…~…~…~… ・ …~…~…~…~

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Sky journey 柚木 @yugi_0921

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