第48話 「絶対服従無垢嫁」vs「一途超人トロフィー夫」
男性向けの理想の女性像が「絶対服従無垢嫁」なら、女性向けの理想の男性像が「一途超人トロフィー夫」になる、という対比になってると思うんですが。
「絶対服従無垢嫁」というのは、男性側が女性に求める無理難題の具現ですかね。
○絶対にカレシを他人と比較しない精神性。→カレシがNo1。
○何があっても乗り換え禁止。→無限大の信頼。→絶対服従。
○上の条件に説得力を持たせる設定。→人格の剥奪。→無垢。
「一途超人トロフィー夫」というのは、女性側が男性に求める無理難題の具現。
○高スペック男性。→トロフィー。→男性社会すらぶん殴れる上澄みカレシ。
○選り取り見取りなのに一途。→無条件の特別待遇。→無能カノジョ。
○上の条件に説得力を持たせる設定。→肉欲の抑制。→高潔人格。
無垢嫁ってのは、お人形さん願望で「人格は要らない肉体だけくれ」がホンネになっていて、よほどのナイーブ性でズタズタになったガラスのハートが壊れそうな男性が求めている理想ということになると思う。そういう構図で書くと上手く行きそう、という意味でだけど。
逆バージョンのトロフィー夫も、これは女性側がお人形さん願望で「何も求めないで愛情だけ浴びるほど注いで」がホンネになっていると思う。こっちも、よほどのナイーブ性が云々、な構図で書いたら上手くいきそう。
でも、女性側のお人形さんになりたい願望と男性側のお人形さんが欲しい願望とは微妙に噛み合わない部分があって、女性側は無能カレシを信奉する気がないし、男性側は無能カノジョを決して求めない、というすれ違いあるよね。どちらもホンネで一番欲しているのは「庇護」だから。
どっちも「人間不信」の根深いモンと相性良さげよね、作話的には。私はこう、そういう精神性に対して、青菜に塩というか、傷口に塩茹でみたいなコトすんのが好きだけど。(人の心の傷の治りかけたカサブタをペリペリと剥がして喰う妖怪、カサ豚が見せる悪夢、みたいなヤツが好物です。トラウマになったり命のやり取りまでは無いけど、ずっとヒリヒリするみたいな?)
あ、電撃5周年は諦めましたぁ。(あと二日じゃ無理)
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