第31話 おみくじ「付和雷同をつつしみ」

 新年明けましておめでとうございます。

 近所のお宮さんに初詣に行き、例年通りおみくじを引いてきました。


「儲け甚大。付和雷同をつつしみなさい。」


 ピンポイントです。いつもながら。


 そして思い切り、思い当たるフシアリです。



 最近、カクヨムでライバルさんたちの作品を探しては敵情視察とばかり読みに行かせてもらってると書いてましたが。ステルスでコソッと行ってコソッと帰ってきたりしているんですが、連載を追うつもりで読んでいたわけじゃないんで、こう、星とかハートとか付けていくのが心苦しいんですよね…。


 読者になってくれたと期待されると申し訳ないと思ってしまう心と、星が欲しくない作者さんなんていないよなと思ってしまう心とで、悩んでしまいます。いや、これは本題とは関係ない悩みなんで脇に置いておきます。


 おみくじの意訳。


 付和雷同。「付和とは自分の考えを持たずに人の意見に賛同することを意味しており、雷同とは人に同調することで、雷鳴の響きが様々なものに呼応する様が語源である。」Weblio辞書



「周囲の様子を見て、これに同調して予定を曲げるようなマネはすんなよ?」


 コレです。


 思えば、初めてメフィスト賞に出した作品もそうでした! 周囲を偵察して、あんまり面倒臭い謎解き解説を付けたらイカンような気がしてきて、せっかく作った三段仕掛けのメカニカルトリックを、わざわざ簡単なヤツに作り替えて、突貫工事の弊害でトリック自体を台無しにする、という大ポカをやらかしたんでした!(もう、どこにも発表してない幻のトリックになってしまいました…)


 今でこそドローンってメジャーなネームバリューとなりましたが、それを書いた当初はまだまだ認知度が低くって、今書かなくちゃ意表を突けない!とか思っていたのに… まんまと雷同して自らトリックをドブに捨てたのでした…orz


 私の敵は私。

 すぐ周囲の空気に合わせなきゃいけないような気になり、弱気に負ける自分。




 だから、今回は周囲がどうだろうが、自分という読者が満足する作品を!

 妥協はしねぇ! 絶対だ!!(数日ごとにこうして意思表明しなきゃいけないくらい揺らぎやすい弱い私…orz )



 敵情視察をやんなきゃいいと思うでしょうが、これ、ネタ被ってる作品がないかどうかをチェックしてるんですよね。まぁ、私の持ち味はジェットコースターなんでそうそう被るコトもないんですけども。今まで恋愛してたのに気付いたらゾンビと戦ってる!なんで宇宙船が突っ込んでくるんだ!?みたいな読み心地がウリ。(笑


 諸刃なのは自覚してます。恋愛を読みたかったのにゾンビと死闘してんじゃねぇ!みたいなお叱りはよく受けてました…orz

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