第23話 第一話を書く時の注意点。…結局、開き直り。

 一話目に書くことって、実はプランが決まってないと何も書けないんですよ。


 パターンとしては、何種類かあると思います。ちょっと並べてみます。


  1.先に主人公を印象付けちゃおう。

  2.先に謎を印象付けちゃおう。

  3.先にヒロインを印象付けちゃおう。


 必勝黄金パターンはこの三つだと思います。他のは、ちょっとデンジャーですよね、無いとは言わないけど難度が上がるというか…


 3番は、主人公が凡人の時にはちょいちょい見掛けるパターンだなと思います。取り立てて特徴もない、どこにでもいる平凡な男として主人公を書く作品だと、こんな主人公をイチオシしたって紙面の無駄なので、て感じで。主人公はヒロインの添え物、と割り切った方が巧くいくパターン。ホームズ譚はワトソンが主役だけど主人公はホームズ、というあの感じ。


 2番も同じで、主人公が大して面白みもないヤツだったら謎の方で読者の興味を引け、という感じですかね。これが、欲張って主人公も面白くとなると、それはとても良いコトなんですけども、その場合は優先順位的に、人物>事件、になりますよね。


 ホントのトコ、一人称ってコレなんですけどもね。(-。-) ボソッ


 なので、1番で失敗する場合は、もう答えは一択しかないんですよね、「主人公が面白いヤツじゃない」の一択。小説講座とかで必ず言われていることですけど。


 でも、そうは言っても、これもよく聞く話じゃないですか? 「主人公がいけ好かない、」て理由で読まれないって。そしたら主人公の性格をさ、安パイ思考でイイ子チャンにしてしまうんですよね……。悪循環ですね。


 これはね、小説講座とかで「これが出来てるならすぐデビューできるよ、」と言われる部分の技術らしいんですけど、「人物が書けていること」ってヤツですわ。これがね、出来る人だけがこの1番の冒頭戦術を採れる、と考えるべきなのですよね。



 なので、ここはもう逆に考えるべきかなと。


 人物を書け、と言われる感じで書ければそれが一番いいんですけど、それが出来ない場合はもう、1番は捨てる。絶対失敗するの解ってるんだもん。


 2番か3番で開始する、のが必勝パターンになると思います。


 主人公を最初に紹介するのがセオリーだと思うじゃん? それ、落とし穴なんですよねぇ…


 でもまぁ、2番3番を選んでみても、何が当たるかは解んないんで、結局のところは自分を信じるというか、開き直りで「やってみてから考える」戦法になりますよね。発表してみて、ダメだったら書き直す、と。(笑




 いえ、なんで今さらこんなコトをグダグダと書いてんのかと言いますとね、悪役令嬢モノの第一話を読み返してみて、「まったく容姿を書いていない」ことに気付いたからなんです。


 ここで三択が出て来ました。

  1.イチかバチか、このまま出す。

  2.テンポが悪くなっても容姿を書く。

  3.プロローグとして別にお出ししとく。


 それで、とりあえずプロローグを書いたんですよ。やっぱり第一話のインパクトには遠く及ばないわけで、はっきり蛇足でしかないんですわ。


 もう、どうしよう…orz て感じです。





 容姿書くの、大っっっ嫌い。

(容姿なんか書かなくたって誰が誰かくらい解るように書けるじゃん!)

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