第22話 最初の壁、「5万文字目」の計算違い

 私、5万文字はわりとサクサク書けてしまいます。ストレートに迷うことなく、ほぼ計画通りに進みます。毎度、毎度、5万~6万あたりまではスルスルと書けるんですけども、これは私的にはまだまだ序盤だからなんだと思います。


 どうもね、私が組んだストーリーは長いっ。(苦笑


 自分では15~16万文字で完結させるつもりで、ざっくりとプロット組むんですけども、このプロットってのが、どうやらぜんぜんプロットじゃなくて、ただのイベントチャートでしかないらしいってのが曲者なんですよね。


 異世界テンプレで言うところの、①現世で死ぬ、②異世界転生イベント、③森で盗賊と戦う、④お姫様救出、…みたいなざっくりメモでしかないから、というね。


 で、これをイベントこなしながら順番に文字起こししていくと、おかしな具合になってくるんですよね…


 ①の現世での死から、②の異世界に転生して、物語が動き出す最初のシーンが始まって…ていう、そのあたりまではスムーズに運ぶんですけど。


 次の③番ね、森で盗賊に襲われてっていうシーン、ここに至るまでに2.5とかね、2.51とか2.52とかっていうアップデートバージョンみたいなコトになっちゃってるんですよね。


 脳内シアターだとこういう2.51だの2.52だのは都合上、ディレクターズカットが掛かっていたりしても気にならないじゃないですか、なんとなくスルーしちゃえるシーンというヤツですよ、いわゆる。舞台移動とか馬車調達とかね。


 話の大筋としては、あっても無くても大して違わないというか、大筋に影響はしないけどあったら解り良いよね、みたいなシーン。


 ざっくりプロット、というか簡略チャートではこういうシーンは軒並みカットされていて、本当に大筋だけを書いてるんですよねぇ。


 だからいざ執筆する段になると、シーンとシーンの間が飛び飛びになってたりして、ブツ切り感がすごかったり、疑問点がスルーされちゃって解説がない、みたいなコトになってたりするんですよ。


 で、そういう一切合切を省いての、大筋だけで15万文字、とかでストーリーを組んでいるわけなんで、枝葉を必要充分量まで茂らせると、あっという間に30万文字とかに膨れ上がるというか…


 頭で計算してた物語のサイズ感が15万文字ってのと、実際が30万オーバーってコトになってきますと、これはちょっと… ねぇ?(苦笑




 そのズレにハタ、と気付くのが毎回毎回だいたい5~6万文字、というワケです。



(あれ? てなってます、今。orz)

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