第14話 遅滞の三日分を履歴書作成時間から引きます

 ざっくり地図を25の州に分けました。山脈を挟んでいる地形という部分にこだわっていたので何度もリトライしてようやく出せたこの一枚。これ自力で描けとか言われたらあと何日掛かったことか。ほんと助かりました、大事に使わせていただこうと思います。(ありがたいことです…


 えー、州の境界線も引き方にコツがあって、違和感がないようにするにはやっぱアレですわ、国境線の近くはデカい州。いわゆる辺境伯ってヤツですよ、隣国に対する防御の要なので、名門家のかなり強いトコが入ってるのが歴史的デフォ。国境線と王家の天領は王都の周囲で、これまたデカい土地を取るのが解りきっているので先にざっくり切り取っておきました。そして残りの土地をザクザクと細かくちぎりました。


 こうして25の州は無事、大きさにかなりの格差が出まして、なんかすごくソレっぽい仕上がりになりましたー。やっほい。


 あと、隣国の用事のあるトコの位置を決めて、街道を引いて、地図が完成です。


 もうね、物語の都合と制限時間の兼ね合いで、下準備に時間掛けてられないんで、履歴書は主役だけにして、他は設定の三行メモで強行します。時間がない。作品一作を仕上げるのにかかる内訳というのは、多くのプロの先生でさえ一年を数えてらっしゃる方が多いわけで、下準備は通常、三ヶ月というのを複数のインタビューで聞いてます。正攻法でやってたんじゃ時間がまるで足りないんで、近道します。


 地図作成でロスした三日間を、履歴書作成の予定からさっ引いて、今日中に主人公の履歴書だけ書いて、あとのキャラは設定書にレベルダウン、矛盾だけ防げれば恩の字、という感じでいきたいと思います。それを登場順に作成することで、今日からさっそく下地の第一稿を書き始めます。(漫画でいうところの絵コンテ)


 わー、もう執筆計画が土台からガラガラと……orz

 


 やっぱり企画見積もりが甘かったですね、下準備だけでひと月は必要だということを痛感しました。資料調べが少なくて済む分、イケるかなと思ったんですが…


 んでは絵コンテに掛かりたいと思います。修飾語とかレトリックとか無視してひたすら道筋と必要会話だけを書いていきます。塑像の土台、ワイヤーをネジネジするイメージですが、通常よりもしっかり細かくワイヤーを通していきたいと思います。


 イメージ的には「冥界ラジオ」くらいになるはず。

 (あれも絵コンテなんですよね~……年内に仕上げるつもりでしたがムリ)

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