第7話 「悪役令嬢」系のストーリーライン

 冒頭三話で「断罪」「逆転」「ザマァ」のワンサイクルをこなさないとキツい、という話を聞いてたんでその辺も留意して読んでいたんですけど、これは最近の傾向なのかなという感想。2018年あたりに始まった作品などは当てはまりませんでした。2023年に始まった作品群は、読んだ限りの作品がほぼこれに相当していましたが。


 ただ……これも逆張りのポイントだなと感じる次第でして、たったの一万文字そこそこでプチ山場とオチを作ってるんで、やはり展開が急で文章も荒いものが多いです。読後に印象を残せないんですよね、次の作品を読んだら内容を忘れるほどです。似通ったストーリーラインの作品があれば掻き消されかねないと思います。

 他のエッセイでクドいほど言及していた某文体の悪弊がモロに出ていることが多いので、逆にそこを突けば差別化は楽かも知れないな、と思いましたね。


 あとは、本当に言われているほど今ドキの読者さまというのは、ストレス展開がお嫌いなのか?というポイントですね。まぁ、私自身がね、ストレス展開あったら解決したかどうか確認するためにラストを先に読むという程度には嫌いなんで、ナシでいいならその方が助かりますけども。その方向で行っていいんでしょうかね、割とこれに関してはバクチな気がしました。(ストレスフリーで山場を作るのは難しいので)


 悪役令嬢系の話って、「破滅フラグ付きの貴族令嬢」というのがキーポイントに移っているようです。必ずしも断罪イベントが要るわけではなさそうでした。アホたれ王子の存在も絶対出さねばならないわけじゃなく、創意工夫のポイントと化している気がしましたね。どんどんヒネりが加わっていく様子は、フィギュアスケート競技の採点表みたいです。半ヒネり、半回転が勝敗を分けているのかも知れません。


 他のラノベ全般と同じく、主役のご令嬢には何か特技が必要になってきている感じもします。けれどそれ自体がまた全体から見れば「よくあるラノベ」化の傾向と読めなくもないので、考えものですねぇ。


 ……結局のところどうしましょうかね。



 とりあえず、リサーチが終わったんでサクサクとプロット作成に移りたいと思います。時間があまりないんで。サクサクと。


 サーチの結論は「何やってもヨシ!」でした。(冗長な冒頭だけがアウトっぽい)

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