第12話あぁ、愛しの殺人鬼さま

私の眼前に、私の愛しの殺人鬼さまが。私の推しが

私の前に現れた。「ふぅーふぅーふぅー」荒い息遣いで

大きな真っ赤に染まった。鉈を力強く振りまくる。

私は、その姿を見つめる。あぁ、そうだよ。私が

ネットでみた。あの画像と同じ姿が、今、私の目の前に

存在している。この胸の高鳴りが止まらない。私は、興奮していた。

その証拠に、私は足を上下に激しく揺らしていた。私は、興奮気味に

貧乏ゆすりをしながら。推しに、声をかける。「あの・・・・・・」

「ふぅーふぅーふぅー」「助けてくれて、ありがとうございます」

「ふぅーふぅーふぅー」私は、推しにお礼を言い。私は、この

思いを推しにぶつける。「私は、あなたに、お願いがあるんです」

「ふぅーふぅーふぅー」「私は、この世界から。いなくなりたいです」

「ふぅーふぅーふぅー」「だから、私は何度も、何度も、何度も。

自殺を試みたんですが・・・・・・お恥ずかしながら、うまくできなくって。

このまま、だらだら、この世界で、生きっていくのかなぁーって思っていたら。

あなたの事をテレビで視まして。私は、一気に、あなたに興味が湧いてきました」

「ふぅーふぅーふぅー」「あなたの事をいろいろ調べました。過去の事件や

これまでに殺してきた。被害者の特徴まで。あらゆる事を調べました。そこで

差しがましいお願いですが・・・・・・私をあなたの手で、殺してください」

「ふぅーふぅーふぅー」「私を少女連続殺人事件の最新の被害者にしてください」

自分の思いを、推しに一方的にぶつける。それを聞いた。推しは、私の前に

一歩。近づいてきた。すると、推しは、私の肩を掴み。私に、顔を近づけ。

推しは、左目に大きな傷があり。なぜか、言葉を発さずに。私の顔を見つめる。

私は、推しに視られているのを感じて。少し、恥ずかしくなった。その時間が

永遠に続けばいいのに。そう心の中で、思っていると、推しが、私から

顔を離して。私を見つめながら、首を横に振った。「えっ?ダメなんですか?

そんな・・・・・・」私は泣きそうになった。それは、推しにすべてを拒否された

感覚を覚えた。泣きそうな顔を見た。推しは、口を動かし。

切れ切れに言葉をかけた。「キ・ミ・ハ・イ・キ・ル・ノ・ヲ・ア・キ・ラ・メ・

テ・イ・ナ・イ・」推しは、私に、『君は、生きるのを諦めていない』と言って

くれた。その言葉を聞いた。私の目から、涙が流れた。「えっ?うそ?」

何で、私は泣いている。私は、ただ、推しの殺人鬼に殺してほしくて。

少しでも、推しに近づきたいから。私は、立花杏を殺したのに。そんな、私が

推しの殺人鬼に、君は生きろって言われたからって。そうか、私は、だれかに

そう言葉をかけてほしかったのか。謎に、自分で何かを解決した。感覚がした。

それを見た。推しは、私にかけられた。縄を解き。のそのそと歩き出した。

私は、立ち上がり。ゆっくり、足を一歩前に出す。私は、ここを出たら、警察に

行って。罪を償うと思っていた。そう、思っていた。次の瞬間。私の耳に

パンッと大きな破裂音みたいな音が聞こえた。次の瞬間、私の目の前から。

推しが倒れるのを見た。「えっ?」それを見つめていると、奥から。

「警察だ‼」と大きな声で、銃を構えった。警察が入ってきた。今、私の

前で。推しが血を流して。倒れっている。

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