第15話これまでの蜜の味2

次に、俺は西川梨亜の事について、考えた。西川梨亜は

俺が通う。高校の一個下の後輩の女の子で、同じ演劇部に

所属している。明るく振る舞う。彼女は、演劇部の太陽みたいな

存在で。俺も、梨亜の事を大切な存在だと思っている。(あくまで

後輩としてだけど)そんな、後輩に、俺は突然キスをされた。

そう、幼馴染の藍の一件の後に。たまたま、道端で出会い。

まぁ、出会ったのは。なにやら、藍に頼まれた物を渡す

目的だったみたいだったような。(そう言えば、梨亜は

藍に何を頼まれていたんだ・・・・・・)まぁ、それは

今はいいか。道端で、たまたま出会い。俺は、正直戸惑った。

理由は、昨晩の藍との一件の事で。俺の頭はその事で一杯

一杯で。そんな中、後輩の梨亜が、突然、俺の方に体を

近づけ。そのまま、俺にキスをしてきた。それのキスは

とても高級な蜜の味がしたように感じた。「ごめんなさい。

先輩。いきなりで・・・・・・」梨亜は、俺にいきなりキスを

した事を謝り。そして「私、先輩の事が好きなんです」と

突然の後輩の告白に。俺の頭が真っ白になったのを

この時の俺は思った。後輩の告白に戸惑う。俺の後ろから、

聞き覚えのある。声が聞こえた。「正夜・・・・・・」その

声の主は、幼馴染の藍だった。俺は、この時。俺の人生が

終ったと思ったよ。幼馴染の藍と後輩の梨亜が、互いの

顔を見つめ。しばしの沈黙がやってきた。その時間は永遠

止まったままなのかと思ったが。三人の間に発生した。

沈黙を後輩の梨亜が破る。「私、京谷先輩の事が好きなんです」

それを聞いた。藍は、俺に「私、まだ、諦めてないから」と

言ってきた。この二人の俺への愛の爆弾を俺は、どう処理すればいいのか。

二人は、俺への愛の告白を済ませて。その場から去っていった。

「はぁー」と大きなため息を吐き。(って、梨亜は、藍に何かを渡しに

きたんじゃないのか?)俺の初の修羅場になった。その場所から、離れよう

した。だが、その再開は唐突にやってきた。黒髪ロングの翡翠色の瞳の

謎の女性から。俺は、またいきなりキスをされた。突然のキスだったけど。

そのキスは、俺の初キスのあの蜜の味だった。謎の女性とのキスが終り。

俺は、謎の女性に尋ねった。「君は、誰なの?」そう、俺が言うと

「私の正体が知りたいの?じゃあ、一つヒントをあげる」そのヒントの

内容は・・・・・・。「君の知っている。女王バチの使いだよ」と

謎のヒントが差し出された。それを言い。謎の女性は、俺の前から

姿を消した。これが、家に帰るまでに起きった。夕陽が綺麗に感じた。

少し、奇妙な出来事を頭で整理した。現状況の出来事のはずだが。

「やはり、わからん。俺の知っている。女王バチの使いって・・・・・・

誰だよ~」悶々とした。俺は、心を落ち着かせる為。部屋のベットに

ダイブして。顔を枕に、覆いかぶさる。「ぷはぁー」と枕から

顔を離し。部屋の窓から見える。星空を眺める。「一体、あの子は

誰なんだ・・・・・・」その夜に見た。星は、何だか。滲んで見える

感じがした。

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